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ヨガインストラクターに向いている人はどんな人?8個の特徴を紹介&あなたの適性をチェック
心身の健康を求めている方からの人気が高い「ヨガ」。
ヨガ好きな人の中には、ヨガインストラクターに憧れを抱いている人も少なくありません。
中には「自分もあんな風に多くの人にヨガの素晴らしさを教えられたら楽しいだろうな」と、考えている人もいるのではないでしょうか?
しかし、ヨガインストラクターとして新しい世界に一歩踏み出すのは勇気がいりますよね。
自分自身に適性があるかどうかも気になるところです。
そこでこの記事では、ヨガインストラクターに向いている人の特徴や適性を判断する際の注意点についてご紹介します。
ヨガインストラクターに興味のある方、自分に務まるか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
ヨガインストラクターに向いている人の特徴5選【内面編】
ヨガインストラクターといえば、教えることが上手で、生徒たちの頑張りを応援してくれる前向きなイメージがあります。
そのような姿を見て憧れを抱いている人も少なくないでしょう。
ヨガインストラクターに向いている人の共通点として、次のような特徴が挙げられます。
ヨガへの興味・関心が高い
ヨガが好きで、興味・関心が高い人はヨガインストラクター向きです。
もちろんヨガを好きなだけで優れたインストラクターになれるわけではありません。
しかし、好きでないものを誰かにおすすめしたりしませんよね。
また、ヨガは常に変化しているため、柔軟な考えで取り入れられなければ流行にもついていけません。
ヨガが好きで深い関心があれば常に新しい知識を取り入れ、自信をもってヨガで得られる効果やメリットを多くの方に伝えられます。
ヨガを好きなことは、ヨガインストラクターになるための第一条件ともいえるでしょう。
人にものを教えることに喜びや達成感を感じる
人に教えることに喜びや達成感を感じられる人は、ヨガインストラクターに向いています。
教えることや、人前で話すことがうまい・下手はあまり関係ありません。
これらは、経験をしていくうえで成長できるものだからです。
しかし、人に教えることに喜びを感じられるかどうかは人それぞれ。
ヨガを教えることが好きな人は、生徒さんが熱心にレッスンをしているのを見ることに喜びを感じられ、一緒に喜ぶこともできます。
このようなヨガインストラクターは、多くの人から信頼を得られるでしょう。
勉強熱心である
ヨガには、さまざまな種類があります。
自分自身をアップデートする意味でも、仕事の幅を広げる意味でも、ヨガインストラクターは新しい知識を常に吸収し続けることが必要です。
自分自身でヨガスタジオを経営する場合も、誰かが教えてくれるわけではないため、積極的に自分から学ぼうとする意欲がなければなりません。
また、ヨガを実践する生徒は、美容・健康・ヒーリングなどへの関心が高い人も多くいます。
雑誌やメディアでは頻繁に美容に関する新たな情報の特集が組まれており、なかにはヨガのインストラクターが把握すべき情報も少なくありません。
こういったことを苦痛に感じない人は、ヨガインストラクターに向いているといえます。
物事を柔軟に考えられる
ヨガインストラクターには、柔軟な考え方が求められます。
ヨガを習いに来る人は「産後の体の状態が気になる」「ストレスを発散したい」などそれぞれ目的が異なります。
それぞれの方に個別レッスンをするなら、同じメニューにはなりませんよね?
生徒のもつ悩みや願望によって、インストラクターは教える内容や声掛けを変える必要があります。
生徒一人ひとりが前向きにヨガを楽しんでもらえるよう柔軟に対応できる人は、ヨガインストラクターに向いているといえるでしょう。
自分自身の特徴や魅力をうまくアピールできる
ヨガスタジオでレッスンを担当する場合や、独立してヨガインストラクターになる場合、自分の個性をうまく発揮することが重要です。
常に笑顔でレッスンをしたり、優しい雰囲気のレッスンを心がけたりするなど、自分自身を理解しキャラクターを活かすレッスンをすることで、生徒からも人気が高まります。ファッションやライフスタイルが注目されることもあるため、これらでオリジナリティを出すことも効果的です。
そのためにも自分を知り、何を売りにすればよいかを考えられる力も必要です。
うまくセルフプロデュースできれば、人気が出るだけでなく多くの方からの信頼も得られるでしょう。
ヨガインストラクターに向いている人の特徴3選【スキル編】
インストラクター自身もヨガのスキルを身につけておいた方がよいことはいうまでもありません。
ただしインストラクターにはヨギ(ヨガをする人のこと)としてのスキルだけでなく、インストラクターとしてのスキルも求められます。
次の3つの特徴をもつ人は、スキル面においてヨガインストラクターに向いているといえます。
コミュニケーション能力がある
「コミュニケーション能力がある」というのは、人前で話すことが上手な人ではありません。
ヨガインストラクターに必要なコミュニケーション能力とは、相手の気持ちを読み取れる能力のことです。
レッスン中、相手の表情や様子から何を考えているかを読み取り、声掛けやフォローができるヨガインストラクターは、受講生からの信頼を得られます。
受講生からの信頼が集まれば、会社に所属する場合でもフリーで独立する場合でも、人気のインストラクターになって成功する確率が高まるでしょう。
感情をコントロールできる
ヨガで行う瞑想や呼吸法は、落ち着きをサポートする活動として知られています。
実際ヨガをして、イライラしていた気持ちが落ち着いたり、リラックスした気持ちになったりした人も多いでしょう。
もちろんヨガインストラクターでも、腹が立つこともあれば怒りたくなることもあります。
しかし、それで本当に怒っていたら、ヨガの効果がないと思われかねません。
レッスン中に、受講生はインストラクターの行動や言動からさまざまなことを感じ取ることを理解したうえで、感情的に対応しないように注意しましょう。
資格などでスキルを対外的にアピールできる
ヨガインストラクターはスキルが重視される仕事ですが、スキルの高さを客観的にアピールするには資格の取得が効果的です。
ヨガインストラクターに役立つ資格としては多くの民間資格があり、資格を保有することにより就職・転職・スキルアップなどに役立つことがあります。
資格を取得するためには、自分自身がスキルを磨いたり、学んだりする必要もあるため、向上心や熱意をアピールすることにもつながるでしょう。
ヨガインストラクターの資格については、以下記事でも詳しく解説しています。興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
▷「ヨガインストラクターになるには資格は必要?知っておきたい仕事内容や働き方も解説【ヨガインストラクター監修】」
ヨガインストラクターとして成功する人の3つの特徴
ヨガインストラクターは、複数のスタジオと契約したり1つのヨガスタジオに所属したりと、さまざまな働き方があります。
近年はワークライフバランスを考え、個人でスタジオをもつなどフリーランスで働く人も増えてきました。
しかし、これからヨガインストラクターになろうと考えている人は、本当に成功できるだろうかという不安もあるのではないでしょうか?
ヨガインストラクターとして成功する人は、いくつかの特徴があります。
ターゲットを絞っている
集客するためには、お客様に「この人に習えば、自分の悩みが解決できる」と思っていただけることが重要です。
ヨガインストラクターの中には、特定の悩み改善に特化したのレッスンを行って人気を集めている人もいます。
例えば、慢性的に腰の動きが不調で困っている人は少なくありません。
このような受講生に対して、体のリラックスを中心としたヨガに取り組むようにレッスンをすることで、受講生の満足度を大いに高められることがあります。
ほかにも、仕事前の時間帯にオンラインヨガを実施する、仕事帰りの方をターゲットにするなど、さまざまな戦略が考えられますね。
自分を売り込む方法を考えている
ヨガインストラクターとして成功するためには、自分自身を大勢の人に知ってもらう必要があります。
スタジオをもったとしても、認知されなければお客さんは集まりません。
その点今は、店舗のホームページ以外にもInstagramやX、TikTokなど有名人でなくても知名度を上げる方法は数多くあります。
ヨガインストラクターの中には、自分自身を売り込むための戦略を練ったうえで、SNSを上手に活用し、成功している人もいます。
実体験をふまえてヨガの魅力を語ることで、リアリティのある情報を生徒さんに共有できるでしょう。
他者との差別化を図り、自分自身を売り込めることも成功している方の特徴です。
さまざまな働き方にチャレンジできる
ヨガインストラクターの仕事は、ヨガスタジオやスポーツジムだけではありません。
代表的な働き方の例をご紹介します。
- ヨガのオンラインレッスンコーチ
- 市町村が主催するヨガセミナーや体験レッスンのインストラクター・講師
- ヨガの出張サービス
- SNSなどでのヨガ関連の情報発信
このようにヨガインストラクターの仕事は幅が広いことが特徴。
さまざまな仕事に挑戦できる人は、ヨガインストラクターとして成功するチャンスが広がります。
ヨガインストラクターの適性を判断する際の注意点
ヨガインストラクターに向いている人は、ご紹介したような特徴のある人が多くいます。
しかし適性ばかりに固執するのは考えもの。
自分自身がヨガインストラクターになれるか判断する際には、次の3点にも注意しましょう。
さまざまなタイプのインストラクターが存在する
インストラクターのタイプはさまざまなので、必ずしも「向いている」とされる特定のタイプがあるわけではありません。
インストラクターのタイプはさまざまなので、一概に「こうあるべき」とは言えません。
一見嫌がられそうな「厳しい」イメージのインストラクターも、生徒との間で信頼関係さえあれば、生徒からの支持を集められます。
もちろん上記で解説してきたような向いている人のタイプはあります。
しかしヨガインストラクターに対する固定観念を持ちすぎて、自分には向いていないと判断することは避けましょう。
職場や働き方によって求められるものは異なる
職場や働き方によって、求められるスキルや仕事内容が異なることも理解しておく必要があります。
ヨガを教えたいと思ってインストラクターになっても、純粋に教えることだけを仕事にできる人はほとんどいません。
会社員としてヨガスタジオに勤める場合は、ヨガを教える以外にスタッフとしての事務作業や掃除・受付など裏方の仕事をしなくてはならず、より幅広い業務が求められます。
一方フリーランスでヨガインストラクターをする際には、ヨガスタジオで行う裏方業務に加え集客や営業の仕事もしなくてはなりません。
ヨガインストラクターといっても、ヨガのスキルや情熱があるだけでなく、地道な仕事もコツコツこなせることも必要な条件といえるでしょう。
トレンドに合わせる意識も求められる
ヨガインストラクターは、トレンドに合わせる意識も求められます。
ヨガはもともと美容を目的とする生徒さんが多かったのですが、近年は精神的な安定やストレス発散を目的とする生徒さんが増えています。
また、男性の生徒さんや男性専用のヨガレッスンも増えてきました。
インストラクターご自身がトレンドに関心を持ち、多様化するニーズに応えることで、生徒さんからの人気を集められるでしょう。
まとめ
ヨガインストラクターに向いている人の特徴をご紹介しました。
合計で8つのポイントをご紹介しましたが、基本的に、ヨガに対する興味・関心があり、勉強熱心な方は、十分にインストラクターに向いているといえます。
現時点で適性があるように思えなくても、ヨガを学んでいるうちに興味が高まったり、スキルが身についたりすることもあります。
日本だけでなく世界的にも人気の高いヨガを人に伝えるのは、とてもやりがいのある仕事です。
インストラクターとして人にヨガの魅力を伝えたいとお考えの方は、ぜひ今から行動を開始しましょう!
監修者:長岡智津子
ヨガスタジオ経営者
Feel株式会社(代表取締役)
日本体育大学を卒業後国立競技場トレーニングルーム勤務し、2017年「Feel株式会社」設立。
35年以上健康に携わる指導(健康増進体操・ソシアルダンス・ポールウォーキングなど)を1週間に200人以上指導。
楽しく・美しく体を動かすことをモットーに性別・年齢を問わず、多くのメニューで心身の健康増進と生きがいづくりのプログラムを提供。