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エステサロンで働くにはどんな髪型がいい?おすすめヘアスタイルや髪色をご紹介!

エステサロンで働く際に、どんな髪型や髪色が適しているか悩んでいませんか?エステティシャンにとって、お客様に与える印象を大きく左右する重要な要素です。

清潔感と上品さを保ちつつ、サロンのイメージに合ったスタイルを選ぶことが求められます。

この記事では、エステサロンで働くのにふさわしい髪型のポイントや、髪色の選び方を詳しく紹介します。
理想のエステティシャンとして自信を持って準備を進めるためのヒントを見つけましょう。

エステサロンのスタッフが髪型のセットで意識すること

エステサロンで働くエステティシャンの女性

エステサロンでの髪型は、お客様にプロフェッショナルな印象を与え、サロン全体のイメージ形成に欠かせません。清潔感とサロンの雰囲気に合った髪型を意識しましょう。以下でポイントを紹介します。

清潔感を重視する

エステティシャンとして働く際、髪型に特定の決まりはありませんが、清潔感が最も重要です。エステティシャンは美のプロフェッショナルとして、上品で清潔感があり、おしゃれなヘアスタイルが求められます。髪型は、施術中にお客様の視界に入るため、常に整った状態を保つことが大切です。

また、髪型を含めた身だしなみは、あくまでサロンの雰囲気を引き立てるものなので、お客様よりも目立たないよう心がけましょう。これにより、より一層プロフェッショナルな印象を与え、安心感を提供できます。

エステサロンの規定をチェックしよう

エステサロンには、髪型や髪色に関する規定が設けられている場合が多くあります。サロンごとに異なるルールが存在するため、入社前にこれらの規定をしっかりと確認することが重要です。

髪型や髪色に関する規定だけでなく、ネイルや服装などの身だしなみ全般に関しても規定がある場合があります。これらの細かい規定に従い、サロンのイメージを損なわないように心がけることで、プロフェッショナルな印象を維持し、お客様によりよいサービスを提供可能です。清潔感や整った身だしなみを意識し、サロンのスタイルに合わせた見た目を保つことが、エステティシャンとしての信頼感を高める鍵となります。

【長さ別】エステティシャンにおすすめの髪型とポイント

エステティシャンの女性

エステティシャンとして働く際、髪の長さに合わせた適切なヘアスタイルを選ぶことが重要です。それぞれの長さに応じたポイントを押さえ、清潔感と上品さを兼ね備えた髪型を心がけましょう。ここでは、ロング、ミディアム、ショートヘアに分けて、おすすめのヘアスタイルとセットのコツを紹介します。

【ロングヘア】アップスタイルですっきりまとめる

ロングヘアのエステティシャンの方には、ポニーテールやシニヨン、夜会巻きなど、髪をすっきりまとめたアップスタイルがおすすめです。これらのヘアスタイルは、清潔感を保つだけでなく、施術の邪魔になるのを防ぎ、お客様への安心感にもつながります。

ただし、髪をルーズにまとめたり、逆毛を立てたりするなど、あまりにもカジュアルなスタイリングは避けましょう。施術に集中しづらくなるだけでなく、プロとしての上品なイメージを損なう可能性があります。

ロングヘアにおすすめの夜会巻きのセット方法

ロングヘアのエステティシャンにおすすめの夜会巻きを作るには、ヘアピンやヘアゴム、ヘアクリップ、ヘアスプレー、ブラシが必要です。

コームなしでも簡単に夜会巻きを作る手順は以下のとおりです。

  1. 髪をまとめる:まず、髪全体を後ろでしっかりとまとめ、束ねます。
  2. ねじる:まとめた髪を片手でねじりながら、頭の上に向かって持ち上げます。ねじり具合を調整しながら、均一に整えます。
  3. 折り込む:髪の先端を内側に折り込み、ねじった髪の中心に押し込みます。これにより、夜会巻きの形が作られます。
  4. 固定する:ヘアピンやクリップを使って、髪をしっかりと固定します。ピンは真上、真横、真下からそれぞれ挿すと、安定感が増します。
  5. 仕上げ:最後にヘアスプレーを全体に軽くかけ、髪が崩れないように仕上げます。軽くスプレーすると、自然な仕上がりになります。

この方法なら、コームがなくても簡単に上品な夜会巻きが完成です。髪がきちんとまとまるので、施術中も髪が邪魔にならず、プロフェッショナルな印象を保てます。また、顔まわりをすっきりと見せることで、お客様への接客時にも清潔感を演出できます。ぜひこのスタイルを試して、エステサロンでの魅力を一層引き立ててください。

夜会巻きの作り方について、イメージがつきにくい方はこちらの記事をご覧ください。
▷「夜会巻きのやり方をマスターして、ヘアアレンジの幅を広げよう♪シーン別おすすめスタイルも!」

【ミディアムヘア】フェイスラインが出る髪型がおすすめ

ミディアムヘアのエステティシャンには、ハーフアップやシニヨンなど、フェイスラインが見える髪型がおすすめです。サイドをすっきりとまとめれば、清潔感を保ちながら、顔をしっかりと見せられます。これにより、プロフェッショナルな印象を演出しやすくなります

シニヨンの作り方を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
▷「シニヨンの簡単な作り方とおすすめガイド。イラストで学ぶアレンジの基本とスタイル集」

ハーフアップにする場合は、髪が顔にかからないように注意が必要です。特に施術中や接客時に髪が邪魔にならないよう、しっかりと固定しましょう。

また、肩につかない長さのミディアムヘアの場合、無理にアップスタイルにする必要はありません。サイドの髪をヘアピンやクリップ、マジェステで上品に留めるだけでも、十分に整った印象を与えられます。これにより、自然な感じを保ちながらも、清潔感とプロフェッショナルなイメージを維持できます。

【ショートヘア】手抜き感が出ないようにセット・アレンジする

ショートヘアのエステティシャンも、多彩なアレンジが可能です。片耳に髪をかけたり、オールバックや両サイドの編み込みにしたりなど、自分らしいスタイルを楽しめます。

ただし、髪の長さが短く、下を向いても顔にかからない場合でも、ボサボサな印象や手抜き感を与えないようにすることが重要です。適切にヘアクリームやワックスを使って髪を整え、整った印象を保ちましょう。ショートヘアでも清潔感をキープし、プロフェッショナルなイメージを演出すると、お客様に信頼感を与えられます。髪型がシンプルであっても、細部に気を配れば、洗練された印象を保つことが可能です。

エステティシャンは前髪も忘れずにセットしよう

エステティシャンの清潔感は、お客様への信頼につながります。特に、前髪のセットは、第一印象を大きく左右する重要なポイントです。

長めの前髪の場合、視界を遮らないよう、ピンやヘアアクセサリーで固定します。また、垂れてきてしまう場合は、根元にボリュームを出したり、スタイリング剤で固定したりする工夫もおすすめです。

一方、短めの前髪がお好みなら、眉上カットがおすすめです。眉上カットは、可愛らしい印象を与え、清潔感をアップさせます。

お客様との対面では、笑顔が見えやすい髪型を心がけることが大切です。前髪も忘れずに整え、自信を持って施術に臨みましょう。

エステサロンのスタッフは髪色も上品さを意識しよう

エステサロンのスタッフのヘアカラー

エステティシャンがお客様から信頼を得るためには、清潔感のある身だしなみが欠かせません。髪色も、重要なポイントのひとつです。上品で清潔感のある髪色は、お客様の信頼を高め、サロンのイメージアップにもつながります。ここでは、髪色を選ぶ際のポイントについて紹介します。

髪色のトーンは明るくなりすぎないように注意

髪色のトーンは、明るすぎないように注意することが大切です。明るすぎる髪色や、目立ちすぎる髪色は、品格や落ち着きを損なう可能性があるため、サロンの雰囲気に合わせたプロフェッショナルな印象を意識しましょう。エステサロンでは、お客様が主役であることを常に意識することが重要です。髪色もサロンの雰囲気に合った控えめなトーンを選べば、よりプロフェッショナルな印象を保てます。

清潔感重視なら王道の黒髪

「清潔感」といえば、黒髪が思い浮かぶかもしれません。黒髪は、日本人らしい美しさと上品さを引き立て、清潔な印象を与えるため、エステサロンでのプロフェッショナルなイメージにも非常に適しています。

しかし、ケアが不十分だと髪が重く、野暮ったく見える場合もあります。美しい黒髪を保つためには、定期的なトリートメントや適切なヘアケアが必要です。また、髪にツヤを出し、骨格に合ったスタイルにすると、より洗練された印象を長くキープできます。髪型が整っていると、全体の身だしなみがより洗練され、さらに信頼性のある印象を与えることができます。

垢抜け感を出したいならブラウン系

垢抜けて洗練された印象を出したいなら、ブラウン系のカラーがおすすめです。完全な茶髪はNGとされる場合が多いですが、暗い茶髪なら許容範囲とされているサロンは多数あります。ナチュラルブラウンは顔まわりを明るく見せ、洗練された柔らかい印象を与えます。また、ピンクブラウンは派手さを抑えつつも個性的で、おしゃれな雰囲気を演出できるのが特徴です。

これらのブラウン系カラーは、自然な輝きと柔らかさを加え、全体のスタイルをより洗練されたものにしてくれます。エステサロンでのプロフェッショナルなイメージを高めるために、ぜひ取り入れてみてください。

透明感やクールな印象を与えるアッシュ系

透明感やクールな印象を演出したいなら、アッシュ系のカラーが最適です。特にアッシュブラウンは、黒髪よりも明るめで垢抜けた印象を与えます。グレーアッシュやアッシュグレージュ、バイオレットアッシュなどは、どれも洗練された透明感を持ちつつ、クールで落ち着いた雰囲気をプラスします。これらのカラーは、明るさと奥行きがあり、どのようなシーンにもマッチするため、プロフェッショナルな印象を保ちつつ、おしゃれな感覚も演出できます。

髪型・髪色自由のエステサロンの求人を探してみよう

エステサロンの女性

エステサロンの求人には、髪型や髪色が自由な場合も増えてきています。従来、多くのエステサロンではプロフェッショナルなイメージを重視し、髪型や髪色に一定の制限を設けているのが一般的でした。しかし、最近ではスタッフの個性を尊重し、多様性を受け入れるサロンが増加しています。このようなサロンでは、自由度の高いスタイルで自分を表現できる環境が整っています。

髪型や髪色にこだわりがある場合は、こうした自由度の高いエステサロンを探してみるのがおすすめです。自分のスタイルを活かしながら働けると、よりリラックスした状態で業務に取り組めます。また、求人情報をしっかりと確認し、髪型や髪色に関する条件や規定を把握すれば、自分にぴったりの職場を見つけられるはずです。自分のスタイルを大切にしながら、理想的な職場での活躍を目指しましょう。

まとめ

エステティシャンの髪型は、お客様への第一印象を左右する非常に重要な要素です。清潔感や上品さを意識し、サロンの雰囲気やお客様層に合ったスタイルを選ぶことが求められます。プロフェッショナルなエステティシャンとして、お客様に安心感と信頼感を与えるために、髪型には常に気を配ることが大切です。

ロングヘアならアップスタイル、ミディアムヘアならフェイスラインが見えるスタイル、ショートヘアならアレンジを工夫するのがおすすめです。前髪は視界を遮らないようにし、清潔感のある印象を保ちましょう。

髪色は、明るすぎず、上品な印象を与える色がおすすめです。黒髪は清潔感があり、ブラウン系は垢抜けた印象、アッシュ系は透明感やクールな印象を与えます。

これらを意識しながら、自分らしさを表現するスタイルを選べば、より魅力的で信頼感のあるエステティシャンになれるでしょう。

プロフィール画像

監修者草野 由美子

JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長

専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

執筆者鎌谷有子