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エステティシャンの大変なこと6選|やりがいと合わせてきついと感じることを解説

エステティシャンは、エステサロンで手技・美容機器・化粧品などを使って、お客様の肌やからだのケアをする職種です。
華やかでおしゃれなイメージを持たれることが多い職種ですが、実は、多くのエステティシャンが悩んでしまうような大変なこともいくつかあります。

しかし、エステティシャンの仕事は大変なことばかりではありません。
本記事ではエステティシャンが悩む大変なことのほか、日ごろの業務でやりがいに感じられることや、仕事が大変だと感じたときにできる対処方法についてもご紹介します。
「エステティシャンを目指したいものの、大変なことも多いのではないか」と不安にお思いの方は、ぜひご覧ください。

エステティシャンの大変なこと6選

エステティシャンの女性

エステティシャンは主に、フェイシャルケア・ボディトリートメント・痩身・脱毛・ブライダルエステなどの施術を担当する仕事です。
また施術に欠かせないカウンセリングや、関連する商品の販売、店舗運営に関連する業務なども担うため、業務の幅は広いと言えるでしょう。

はじめに、日々の業務でエステティシャンが「大変」と感じることが多い、下記の6項目についてご紹介します。
フェイシャルケア・ボディトリートメントなどの施術カテゴリに共通する内容のため、エステティシャンを志す方はひととおり確認しておきましょう。

  1. 体力を使う業務が多い
  2. お客様からクレームを受けることがある
  3. ノルマを達成するのが大変
  4. 職場の人間関係で悩むことがある
  5. 美意識を高く保つ必要がある
  6. 土日祝日に休みを取得するのが難しい

1.体力を使う業務が多い

エステティシャンは、長時間立ちっぱなしで施術をする場合もあり、体力を使う場合が多い職業です。
混み合う時間帯に出勤した方や指名を多く獲得している方は、60~90分にもわたる長時間の施術を連続して担当する場合もあります。
そのため「体力的に大変」と感じることもあるでしょう。

またほかにも、下記の理由によって、からだへ負荷がかかって大変だと感じることもあります。

  • 前かがみや中腰の体勢で施術するため、腰痛に悩まされる
  • もみほぐしの際、腕や手に負荷がかかり、肩こりや腱鞘炎などが生じる
  • 受付業務や清掃、次のお客様を迎えるための準備など、サロンワークとして立ち仕事をする機会が多い
  • 施術スキルを上げるため、閉店後や休日に研修会・練習会へ参加した結果、きちんと疲れが取れない

エステティシャンとして長く勤務するためには、基礎体力をつけたうえで、こまめなセルフケアができると良いでしょう。

2.お客様からクレームを受けることがある

エステティシャンは、お客様と1対1になって施術をします。
長時間にわたって近い距離で接するために、トラブルが起きれば、エステサロンではなくエステティシャン個人へ向けてクレームを入れられてしまう場合もあります。
丁寧に施術をしたにもかかわらず、指名でクレームを入れられてしまい、つらい・きついと感じてしまうこともあるでしょう。

疲れや不調を抱えているお客様に対応することもあるため、信頼関係をうまく構築し、心地よく施術を受けていただけるよう努めることが大切です。

3.ノルマを達成するのが大変

エステサロンでは、エステティシャンに対して、ノルマを課している場合があります。
主に、化粧品や美容機器などの物品販売や、コース契約の獲得数などが対象です。
ノルマの達成率が高ければ給料に良い影響が出る場合もありますが、そうでない場合は練習や研修を重ねてスキルアップをする必要があります。

ノルマを達成するためには、カウンセリングや施術中の会話などを通じてお客様が抱える悩みを聞き出し、本当に役立つものを紹介する必要があります。
日ごろから新しい化粧品や美容機器の知識を吸収しておくとともに、お客様が抱えている悩みを打ち明けてもらえるコミュニケーション能力のほか、説得力があるトーク力を習得・発揮する必要もあるでしょう。

とはいえ、エステティシャンの就業体系は、すべてノルマありの歩合給制ではありません。
ノルマに強い不安を覚える場合は、エステサロン選びを慎重にすることで回避できる可能性があります。

4.職場の人間関係で悩むことがある

少人数で運営しているエステサロンの場合は、閉鎖的なコミュニティに陥りやすい傾向にあります。
サロンの規模に関わらず、特にお客様への満足を第一に運営することができていないサロンでは、そのなかで成績・スキルの比較や派閥争い、お客様の取り合いなどが生じ、人間関係で悩む場合もあるでしょう。

人間関係に不安を覚える場合は、できるだけ人数の多いサロンを選んだり、理念などに共感できるサロンを選んだりして就職すると安心です。お客様の口コミ投稿なども参考になる場合があります。

とはいえ、ほかの職種でも人間関係の悩みはつきものです。
職場だけでの関係と割り切って、さっぱりした関係構築を意識するのもよいでしょう。

5.美意識を高く保つ必要がある

エステサロンへ通うお客様は、美しくなりたいと思い来店します。
そのため、接客・施術を担当するエステティシャンは、美意識を高く保って「ここに通えば、この人のようにキレイになれるのかな」と思ってもらえるよう努める必要があります。
フェイシャルエステを担当するエステティシャンの肌がボロボロだった場合は、いくら丁寧な施術をしても、施術の効果やおすすめの化粧品・美容機器に対する信憑性がなくなってしまうでしょう。

リピートして通うお客様の獲得やコース契約獲得のためにも、お客様から「こうなりたい」と思われる姿になる必要があります。
そのためエステティシャンとして活躍している方は、普段の食生活や睡眠習慣、ハンドケア・メイク方法・姿勢の保ちかたなど、さまざまなことに気を配っている場合も少なくありません。

6.土日祝日に休みを取得するのが難しい

エステサロンに通うお客様は、仕事が休みとなる土曜日・日曜日・祝日などに来店する傾向にあります。
したがって、エステティシャンも一般的には休日にあたる日でも出勤する必要があります。
かわりに平日で休みが取れるものの、友人や家族とスケジュールを合わせにくいといったデメリットがあるでしょう。

またエステティシャンは、日々進歩する施術方法をチェック・習得するとともに、化粧品や美容機器の情報を集めておくことも大切な仕事と言えます。
閉店後や休日に研修会を設け、スキル獲得を目指す場合も多いため、十分な休みを取ることが難しいケースもあります。

仕事が大変だと感じたときの対処法

悩んでいるエステティシャンの女性

エステティシャンとして働きはじめたのちに「大変だと感じて、辛くなったらどうしよう」と不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのときには下記の取り組みができるため、ひととおり確認して備えておきましょう。

  1. エステティシャンとしてのやりがいについて考える
  2. サロン側に改善可能か相談する
  3. より自分に合った職場に転職する

1.エステティシャンとしてのやりがいについて考える

エステティシャンの仕事が大変だと感じたときは、「自身がなにをやりがいとしているのか」「なにをしたくてエステティシャンになったのか」を、あらためて確認してみましょう。
たとえば、施術の効果が現れるにつれてお客様の表情が明るくなっていくこと、あるいはお客様から直接「ありがとう」と言ってもらえることがやりがいとなるのではないでしょうか。
上記のように長期間お客様と接し、一緒に悩みを解決していけるのはエステティシャンならではの魅力・やりがいです。

つらいと思ったときには、このままエステティシャンを辞めてしまうのか、勤務先や働きかたを変えて自分の働きやすい場所でエステティシャンを続けたい気持ちがあるか、じっくりと振り返って考えてみましょう。

2.サロン側に改善可能か相談する

「勤務時間が長いことに大変さを感じる」「休憩が取れなくてつらい思いをしている」など、就労環境に問題がある場合は、サロン側へ相談してみるのもひとつの方法です。
「このエステサロンでこれからも働いていきたい」と思っている場合は、提案や要望・相談を通じて、改善を試みてみましょう。

またそうした問題は、自分だけでなく、ほかのエステティシャン・スタッフも同様に感じている場合もあります。
同僚や信頼できる先輩、直属の上司などとも相談して問題点を確認しながら、エステサロン側に要望を出してみましょう。

3.より自分に合った職場に転職する

エステティシャンとしてのやりがいについて考え直し、エステサロンへ提案・相談などの働きかけをしても問題が解決せず大変なままの場合は、勤務先を変えるのも対処方法です。
エステサロンにはさまざまな店舗があり、それぞれ給料体系・勤務時間・福利厚生・雰囲気・ノルマの有無などが異なります。

さまざまな店舗・企業を比較して、自身が合うと思えるエステサロンや、無理をしないで働ける勤務体系のエステサロンを見つけることが大切です。

エステティシャンのやりがい

エステティシャンの女性

エステティシャンとして勤務すると、そのなかで、やりがいだと感じられるいくつものシーンに出会うでしょう。
ここではフェイシャルケア・ボディトリートメントなど、どの施術をする場合でも感じられる、3つのやりがいについてご紹介します。

  1. お客様の美容の悩みを解決し喜んでもらうことができる
  2. 自分自身も美容知識や技術が身につきキレイになれる
  3. 頑張って実力アップすると給料も上げられる可能性がある

1.お客様の美容の悩みを解決し喜んでもらうことができる

エステティシャンは、肌やからだの構造・働きのほか、化粧品・美容機器の役割に関する専門知識を習得した美容のプロフェッショナルです。
収集した知識と習得したスキルを発揮してアプローチし、ついにお客様の悩みを解消できたときの達成感は大きいでしょう。

また何度か通ってもらうなかで、回を重ねるごとにキレイになっていく姿をともに喜べるのは、エステティシャンならではのやりがいです。
さらに、お客様が喜ぶ姿を直接見たり「ありがとう」と言ってもらえたりするのも、大きなやりがいとなるでしょう。

2.自分自身も美容知識や技術が身につきキレイになれる

美容知識や美容に関する手技は、日々進歩しています。
エステティシャンは、そうした最新の美容情報を吸収・検証し、お客様へ提供する努力が求められます。
習得した知識・スキルを自身の美容に役立てれば、より理想とする自分の姿や、より自信を持てる姿を目指せるでしょう。

さらに仕事の一環として、練習台として同僚の施術を受けたり、化粧品や美容機器を試したりできる場合もあります。
仕事を頑張れば頑張るほど、自分自身もキレイになれるのは大きな魅力です。

3.頑張って実力アップすると給料も上げられる可能性がある

エステサロンの給料体系には固定給と歩合制があり、双方を組み合わせた給料体系を採用しているエステサロンが多い傾向にあります。
そのため実力をつけて指名客やリピート顧客を増やしたり、売り上げ目標を達成したりすることで、給料を増やせる可能性が高まるでしょう。

また仕事に関連する資格を取得すると手当がつくエステサロンもあります。
お客様のため、たゆまない努力ができる人は大きなやりがいを感じられる仕事と言えるでしょう。

まとめ

エステティシャンとして働くなかで、体力の問題やノルマに関する負担、休日取得の難しさなど、大変なことはいくつかあります。
しかしお客様の悩みへ直接的にアプローチし、だんだんとキレイになっていく姿や喜ぶ顔を見られるのは、大きなやりがいとして感じられるでしょう。

エステティシャンとして就職したのちに「大変」「きつい」と感じた場合には、周囲やサロン側へ相談したり、勤務先を変えたりするのも解決策の1つです。
ご紹介した内容も参考にしつつ、さまざまなエステサロンを比較し、エステティシャンとして理想の働きかたができるエステサロンを見つけてください。

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監修者メールアンテリュール神楽坂

経験豊富なエステティシャンによる完全個室、結果重視の神楽坂にある高級エステサロン。
痩身深層リンパ、肌質改善、顔筋小顔フェイシャル、脂肪診断機、ボディ・フェイシャル共に最新マシンの導入によりお客様お一人おひとりにオーダーメイドのメニューをご提供しています。
今まで他のエステサロンで満足できなかった多くのお客様を満足させています。

B☆SISU Group
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執筆者佐藤