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アイリスト(アイデザイナー)の服装|仕事中の基本となる身だしなみは?面接時のポイントも解説
アイリスト(アイデザイナー)にとって服装や身だしなみを整えることは、お客様に不快感を与えない、また好印象を持ってもらうために重要なことです。
本記事ではアイリスト(アイデザイナー)の仕事中の身だしなみと、サロンで面接を受ける際の服装のポイントについて解説します。
※アイリストはアイデザイナーなど、さまざまな名前で呼ばれる職業ですが、本記事では、多くの方にとってなじみがある「アイリスト」で統一して表記します。
【アイリストの服装】仕事中の基本となる身だしなみ
美意識の高いお客様にサービスを提供するアイリストには、以下のような身だしなみが求められます。
- 清潔感のある服装にする
- サロンの雰囲気を壊さない服装を選ぶ
- 髪型は施術を優先して決める
- メイクは明るく健康的な印象を与えるよう意識する
- ネイルは長さとデザインに注意する
- アクセサリーは施術の邪魔にならないようにする
- 香水はつけすぎない
清潔感のある服装にする
お客様の目元に触れるアイリストには、清潔感のある服装が欠かせません。清潔感のある服装を意識することで、お客様は不快な思いをせず、安心してアイリストに施術を任せられます。また、清潔感のある服装は年齢を問わず幅広いお客様に好印象を与えられます。
店舗によってはスタッフに制服やエプロンを支給しているところもあります。スタッフの服装がそろっていることで店舗の雰囲気を統一しやすく、清潔感のある印象を与えられるからです。ただし、制服やエプロンを着用するときは、汚れやシミ、シワがないかを確認し、定期的に洗濯や交換することが大切です。
私服の場合には、露出の多い服装やカジュアルすぎる服装は避け、清潔感のある身だしなみを意識しましょう。さらに服装だけでなく髪型やメイク、ネイルなどもお客様への印象を第一に考え、常に清潔に保ち、接客業にふさわしいおしゃれを心がけましょう。
サロンの雰囲気を壊さない服装を選ぶ
サロンは店舗ごとに「シンプルながら落ち着きのあるサロン」「スタイリッシュで現代的なサロン」など、独自のコンセプトがあります。そこで働くアイリストはこのようなサロンの雰囲気に合わせて服装を選ぶのがベストです。
服装を選ぶ際はできるだけ控えめで、かつセンスあるものを選びましょう。主張の強い個性的なデザインや激しい色合いはサロンの雰囲気を壊すので注意が必要です。
髪型は施術を優先して決める
髪型はおしゃれを意識するのではなく、施術のしやすさを重視して決めましょう。まつ毛エクステンションやまつ毛パーマなどの施術は前かがみの姿勢で行うため、髪を下ろしていると視界の妨げになるだけでなく、お客様の顔に当たる可能性があります。髪が長い場合は、施術の邪魔にならないように後ろで結び、前髪は顔にかからないようにピンで留めたり、スプレーで固めたりしてまとめましょう。
また、髪色や髪の状態にも配慮が必要です。カラーリングはサロンの規定に従うのが基本ですが、規定がない場合でも派手すぎるカラーリングは避け、幅広い層のお客様に受け入れてもらいやすい、明るすぎない髪色にとどめておくのがベストです。なお、髪色に不安がある場合には、染め直した方がよいのか上司に相談しましょう。
色の抜けた髪やケアがされていないパサパサの髪、寝ぐせなども周囲やお客様に不快な印象を与えてしまいます。そのため、日頃からお手入れを欠かさず、接客する前には必ず身だしなみを確認することが大切です。
メイクは明るく健康的な印象を与えるよう意識する
メイクも派手なものは避け、お客様に明るく健康的な印象を与えるように心がけましょう。基本は、自分に合ったファンデーションに、淡い色のチークやリップを合わせたナチュラルメイクです。
アイリストはお客様の美をサポートする仕事なので、メイクが暗いと血色が悪く見え、お客様に不安感を与えかねません。ピンク系のリップやチークなどを使ってメイクでさりげなく血色感をプラスし、健康的に仕上げましょう。
また、アイリストのまつ毛をお手本とするお客様は多いため、お客様の目線を意識してまつ毛をデザインすることも大切です。まつ毛の状態がよくお手入れが行き届いていると、プロフェッショナルな印象を与えられ、お客様に「ぜひこのアイリストに施術をお願いしたい」と思ってもらえるでしょう。
ネイルは長さとデザインに注意する
アイリストはお客様の目元に触れながら細かい作業を行うため、爪の長さやネイルのデザインに注意が必要です。爪が伸びていたり、割れていたりするとお客様にけがをさせてしまう恐れがあるため、爪は適度な長さに切りそろえ、施術前には爪の状態を確認しましょう。
ネイルをする場合も、ラインストーンやパールなどの大きな飾りは作業の邪魔になりかねません。ネイルに関して特に規定を定めていないサロンでも、お客様のために大きなネイルパーツは避けるのが無難です。身だしなみを整える目的でネイルをする場合には、ワンカラーネイルやグラデーションネイルなどシンプルで落ち着いたデザインを選びましょう。
アクセサリーは施術の邪魔にならないようにする
ピアスやネックレスなどのアクセサリーは、前かがみになっても邪魔にならず、動きやすいシンプルなものを選びましょう。大きすぎるものや派手なもの、着用していて動きにくいものなどは施術の妨げになります。特に施術中はできるだけリラックスしたい、できれば寝てしまいたいというお客様も多いため、動くたびに音が出るアクセサリーは着用しないようにしましょう。
なお、サロンによっては「アクセサリーは着用不可」など、ルールを設けていることがあるので規定があるならそれに従ってください。
香水はつけすぎない
アイリストとお客様の距離はとても近いため、香水は極力つけないのが無難です。お客様の中には香りに敏感な方もいるため、ハンドクリームや柔軟剤などにも注意が必要です。できれば無香料のものを選び、お客様が快適に過ごせる環境を作りましょう。
また、お客様に不快感を与えないように口臭や汗のニオイにも配慮が必要です。歯磨きやマウスウォッシュ、制汗剤、汗拭きシート、衣類用消臭スプレーなどを上手に使ってこまめにケアしましょう。
【アイリストの服装】サロンで面接を受ける場合のポイント
サロンで面接を受ける際は、以下の3つのポイントに注意して身だしなみを整えましょう。
- 常識的な身だしなみを心がける
- サロンの雰囲気を意識してコーディネートする
- 派手な服装や露出の多い服装を避ける
常識的な身だしなみを心がける
面接での第一印象は、合否に大きな影響を与えます。面接に適した常識的な服装と身だしなみで、担当者によい印象を与えましょう。
例えば、服装は清潔感があって上品な印象のものを選び、髪は派手なカラーリングは避けて邪魔にならないようしっかりまとめます。メイクは、自分の肌の色に合ったファンデーションを選び、ピンクやベージュ系のリップやチークを使ってナチュラルかつ上品に仕上げましょう。
サロンの雰囲気を意識してコーディネートする
面接の際も仕事中の身だしなみ同様にサロンの雰囲気に合わせた服装を選ぶのがおすすめです。
サロンの雰囲気を知るには、サロンの公式ホームページを参考にし、実際にサロンに足を運ぶ機会があれば、そのサロンで働いている先輩アイリストたちがどのような服装かをチェックしましょう。高級感を売りにしているハイクラスなサロンならフォーマルで洗練されたコーディネートを、カジュアルなサロンなら清潔感や上品さをキープしつつも親しみやすい服装を選ぶのがポイントです。
派手な服装や露出の多い服装を避ける
アイリストの面接では、スーツ着用を求められることはそれほど多くありません。面接では「私服可」としているサロンも多く、一般企業と比べると服装は比較的自由とされています。とはいえ、面接時に露出の多い服装や極端に派手な服装は避けるべきです。
おすすめは上品で大人な印象を与える服装です。例えば、トップスはシャツやブラウスにジャケットを合わせ、ボトムスは落ち着きのある色のパンツや丈が長いスカートを着用し、仕事に対する真剣さを伝えましょう。
まとめ
アイリストの服装は比較的自由ですが、お客様の目元に触れる仕事であることを意識して、清潔感のある服装、髪型、メイクを心がけましょう。また、施術中はお客様との距離が近くなるため、存在感のあるアクセサリーやネイルはお客様の視界に入り、お客様が不快感を持つ可能性があります。そのため、主張の強いアクセサリーやネイルは避け、香水や口臭などのニオイにも気を配ることが大切です。
サロンで面接を受ける際も同様に、個性的な服装や髪型で自分をアピールするのではなく、サロンの雰囲気に合わせた常識的な服装と身だしなみで、仕事に対する思いを伝えましょう。
監修者:AYU
トップアイデザイナー
EIL GROUP(福岡今泉サロン責任者)
美容師免許を修得したのちアイラッシュサロン2店舗を経て【かわいい・かっこいいをもっと身近に…】をモットーに、良心価格×高技術で店舗展開しているトータルビューティーサロン「EIL GROUP」(合同会社LIBEX)のアイデザイナー兼福岡今泉サロン責任者に。
デザイン力やモチに定評を頂いており、親近感のある丁寧なカウンセリングで、お目元のみならずお客様のトータルビューティーを叶える。