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ネイリスト技能検定2級とは?試験内容・合格するためのポイント
ネイリスト技能検定試験2級は、ネイリストを目指す場合に役立つ、おすすめの資格です。
本記事では、ネイリスト技能検定試験2級の開催スケジュールや受験資格から、試験内容、合格を目指すうえでの注意点など、試験のポイントについて解説します。
試験に合格するための勉強方法も紹介しますので、受験を検討している場合には、ぜひ参考にしてください。
ネイリスト技能検定2級とは
ネイリスト技能検定試験は、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が行っている資格試験です。正しい技術、知識の向上を目的に、国内外で活躍できるネイリストの育成を目指して開催される試験で、これまでに約99万人が受験しています。
※2024年4月8日時点
検定には1級~3級までのレベルがあり、3級に合格するとネイルケアとネイルアートの基本技術や知識が、2級ではサロンワークで用いられるネイルケア、リペア、チップ&ラップ、ネイルアートの技術や知識が認められます。
さらに上の1級となると、トップレベルのネイリストに必要な技術と知識が認められるため、取得する級によって、ネイリストの技術レベルの証明が可能です。
2級は、主にネイルサロンなどで働く技術があると認められるレベルで、プロのネイリストを目指す方におすすめの資格です。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験とは」
受験資格
ネイリスト技能検定試験2級の受験資格は、3級の資格取得者のみとされています。そのため2級を受験する際は、いきなり2級から受けるのではなく、最初に3級を受けて合格しなければなりません。
3級の試験は、義務教育を修了している人ならだれでも受験が可能です。
受験料
2級の受験料は9,800円(税込)です。受験料の支払い後に正式な申し込みが完了するため、書類などでの申し込みだけでなく、受験料の払い込みも忘れずに行わなければなりません。
※2024年4月8日時点
試験日
2級の試験は、4月(春期)・7月(夏期)・10月(秋期)・1月(冬期)の年4回開催されています。1級の試験は春期と秋期にしか開催されていないものの、2級と3級の試験はすべての期に受験できるため、2・3級の受験を目指す場合には、直近の試験日から受け始めて試験の合格を目指せます。
なお、2024年で直近の試験日は2024年7月13日です。試験は全国12カ所あるオフィシャル試験会場で開催しています。
オフィシャル試験会場は、春期と秋期のみ開催している盛岡会場と、全期開催している札幌、仙台、東京、名古屋、新潟、金沢、大阪、広島、高松、福岡、沖縄会場です。各試験開催地に定員は定められていないため、受験希望者数に関係なく、申し込みをした都市での受験が可能です。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験とは」
ネイリスト検定2級の試験内容
ネイリスト技能検定試験2級には、実技試験と筆記試験があります。実技と筆記、それぞれの試験で基準以上の点を獲得できると合格が可能です。
ネイリスト検定2級の実技試験
2級の実技試験は、事前審査、前半、後半に分かれて行われます。実技試験の内容は下記の5つです。
- 事前審査
- ネイルケア
- チップ&ラップ
- カラーリング
- ネイルアート
実技試験の採点は50点満点からの減点法で行われ、最終的に合格基準の38点以上を取得できた受験者が合格です。37点以下の点数を取った場合、もしくは失格対象に該当した場合は不合格となります。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 実技採点基準」
事前審査
実技試験の開始前には、10分間の事前審査の時間があります。事前審査では、テーブルセッティングに消毒管理、モデルの爪や認定モデルハンドの状態などをチェックします。
テーブルセッティングと消毒管理に関するチェック内容は、手指消毒を手の平、手の甲から指間まで擦式清拭消毒を充分に行っているか、用具、用材に品名ラベルを貼付し、衛生的に正しくセッティングされているかなどです。
ウェットステリライザーには、消毒液を入れて、キューティクルニッパー、ウッドスティック、ピンセット、メタルプッシャーなどをセットアップしているかどうかが見られます。
モデルの爪は、イクステンションされた爪やリペアした爪が2本以内かどうか、1週間以内にキューティクルクリーン、ファイリングなどをしていないかがチェック項目です。
認定モデルハンドの状態は、目立つ汚れや傷などがない認定モデルハンドか、認定ネイルチップを10本適切に装着しているか、といった項目がチェックされます。これらの事前審査で問題がなかった場合に、実技試験が受けられます。
実技試験前半:ネイルケア
実技試験前半のネイルケアの制限時間は30分間です。30分の間にファイリング、ブラシダウン、前半最後のキューティクルクリーンまでの工程を行います。
実技試験では、時間内に終了させなければならないため、施術の時間配分が重要です。
各施術時間の目安としては、15分で手指消毒、ファイリング・ブラシダウン、15分でキューティクルクリーンを行うのがおすすめです。
ネイルケアでは主に、ラウンドの仕上がりはどうか、角質処理済みか、キューティクルをカットしていないか、といったクリーンナップの仕上がりをチェックされます。ファイルストローク、メタルプッシャー、ニッパーハンドリングなどは、仕上がりだけでなく施術中の用具の扱い方、使用方法なども審査項目です。前半終了後には約1分間のインターバルが入り、後半の実技試験開始に続きます。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 実技採点基準」 7ページ
実技試験後半:チップ&ラップ・カラーリング・ネイルアート
実技試験後半の試験内容は3級と大きく異なります。主な審査内容はチップ&ラップ、カラーリング、ネイルアートです。
制限時間が55分のため、時間内に試験を終わらせるには、20分でチップ&ラップ、15分でカラーリング、15分でネイルアートを目安に行うのがおすすめです。
ここではラップ&チップの仕上がりや、サロンワークに適した施術工程で行われたか、全体の仕上がりがよいかなどが審査されます。
チップ&ラップは、サンディングから行いプレプライマーを塗布し、チップを装着してリペアテクニック(ラップ)を行います。カラーリングの工程では、チップ&ラップとネイルアートをする指以外の8本の指の表面とエッジ部分に、色ムラやハケ筋などを作らずに、ベースコートやカラーポリッシュ、トップコートを塗布します。
ネイルアートは、アートを施す指にベースコートとカラーポリッシュを塗布して、フラットアート(イラスト)を描き、仕上げにトップコートを塗ります。テーマにふさわしいデザインを描いて完成させる必要があり、2024年春期の場合、「いちご」がテーマに設定されています。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 実技採点基準」
ネイリスト検定2級の筆記試験
2級の筆記試験は、マークシート形式で行われます。35分間で80問以上の問題を解き、100点満点中80点以上取れると合格です。
試験内容は、日本ネイリスト検定試験センターが発行・販売している「ネイリスト技能検定筆記試験公式問題集」の中から出題されます。
2級の筆記試験の内容は、ネイルの歴史、爪の構造、爪の病気とトラブル、ネイルケアの手順、プロフェッショナリズムなどです。筆記試験で合格を目指すためには、出題範囲の問題を何度も解いて学習しておくことが大切です。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 試験要項 2024年 春期(4月実施)」1、4、7~8ページ
ネイリスト検定2級の合格率
2級の試験は、年4回実施されます。日本ネイリスト検定試験センターでは、年間の累計受験者数と合格者数から合格率を発表しています。
2023年秋期までの累計では、2級受験者数34万2,785人のうち合格者数が14万7,532人、合格率は43.04%です。
3級の合格率は84.98%あるため、3級と比較すると難易度が大きく上がることがうかがえます。2級の試験を合格するためには、3級受験よりも長時間の勉強や実践練習が必要になります。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「受験者数・合格者数累計」
ネイリスト技能検定2級の受験で必要なもの
当日会場で必要となるものがいくつかあります。忘れずに持参するようにしましょう。
- 写真を貼付している受験票
- 実技試験に使う用具一式
- 筆記用具
- 内履き(会場による)
- モデルの帯同またはJNEC認定モデルハンド
実技試験の用具一式には、フィンガーボール・ケア用の水、アート用の水、ネイルブラシ、ガーゼ、タオル、トレイ、ペーパータオル、アームレスト、ウェットステリライザー、グルー、レジンなどさまざまな用具があります。
2級で指定されている「品名ラベルを貼る品目」には、事前に品名ラベルを貼っておきます。
モデルで受験する場合には、実技試験1週間前からファイルおよびキューティクルクリーンなどの手入れを控えなければなりません。認定モデルハンドで受験する場合、事前に認定ルースキューティクルを貼った認定ネイルチップを10本装着しておきます。前回の試験で筆記試験だけを合格していた場合には、筆記試験の免除が受けられます。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 試験要項 2024年 春期(4月実施)」
ネイリスト技能検定2級を取得するメリット
ネイリストは美容師や理容師と異なり、国家資格が必要な仕事ではありません。そのため、資格を取得していない場合でも、ネイリストになることは可能です。
とはいえ、資格を取得していることでネイルに関する知識・技能を証明できるため、就職時に有利になる、集客時のアピールに使えるなどのメリットがあります。
就職や転職で有利になる
ネイルサロン側には、ネイリスト技能検定試験2級の資格を取得している人材を採用した場合、すでに基礎的な知識や技術が身についていることから、未経験の人を採用する場合よりも教育コストを抑えられるメリットがあります。
人材育成のコストや手間を削減するために、はじめから知識と技術をもつ人材を求めているネイルサロンでは、2級以上に合格している人を募集するケースも少なくありません。
2級資格を取得していると、有資格者の募集を行っているネイルサロンへも応募が可能になり、就職や転職の際に選択肢を増やせるメリットがあります。就職時に、資格取得者に対する手当などがあると、給料アップにつながる可能性も期待できます。
ネイルについての知識や技術を証明できる
資格を有していることで、ネイルに関する一定水準の知識や技術があることの証明が可能です。資格を取得していなくてもネイリストにはなれますが、ネイリストとして顧客の信頼を得るにあたり、資格の有無は大きく影響してきます。
実技試験では、正しい爪のケアからネイルアート、美しい状態を維持するケア方法まで学習、練習をして技術の取得が可能です。また筆記試験では、爪の構造から爪の病気とトラブルなども学習するため、試験勉強を通してネイリストの仕事に役立つ専門的な知識が身につきます。高い知識と技術の習得によって、質の高いネイルケアや顧客への適切なアドバイスができると、顧客からの信頼をより得やすくなるでしょう。
集客でアピールに使える
ネイリストのSNSでも、資格保持者であることをアピールしているのをよく見かけます。資格を有していると、一定の技術があるネイリストが在籍しているとアピールできるため、集客にも役立ちます。
ネイリストは資格が不要な職種である都合、その技術力や知識レベルは店舗によって異なるため、顧客によっては、店舗を選ぶ際に資格の有無を基準にしているケースもあります。
勤務しているサロンに指名制度があって、歩合制の場合には、資格をアピールして多くの指名が受けられると、指名料のバックによって高い収入が得られる可能性もあります
ネイリスト技能検定2級に合格するための5つのポイント
ネイリスト技能検定試験2級で合格するには、試験の制限時間内に施術を完成させる練習や学習を重ねて、減点・失格などに注意することが大切です。
- 時間内に終われるように練習しておく
- モデルに試験内容を理解してもらう
- 減点にならないよう気をつける
- 失格対象にならないよう注意する
- 公式問題集を繰り返し解く
1.時間内に終われるように練習しておく
試験では、制限時間内に施術が終わらないと失格になってしまいます。本番で時間がオーバーして失格しないためにも、制限時間内に確実に完成させる目的で、普段から時間を意識した練習をすることが大切です。
常にタイマーやストップウォッチなどを活用して、施術時間がどのくらいかかっているかを把握するのがおすすめです。
また練習の際にも、試験でいつも通りの力を出せるように、できるだけ本番に近い環境で行いましょう。
本番と同じテーブルセッティングで制限時間内に終える練習を行っておくと、試験の際にも練習に近い感覚で臨めるため、緊張せずに落ち着いて施術できます。練習時から、自分が施術しやすいテーブルセッティングを考えてセッティングしておくことも大切です。
2.モデルに試験内容を理解してもらう
モデルを用意して受験する場合には、モデルに試験の内容を理解してもらう必要もあります。
事前審査では、モデルの爪においてイクステンションされた爪や、リペア(グルーオン含む)した爪が2本以内でなければならず、1週間以内にキューティクルクリーン、ファイリングなどをしていると減点対象になるため注意が必要です。減点項目に該当しないためにも、モデルの人には爪のケアまで協力してもらうことが大切です。
さらに試験前には、感覚に慣れる目的で、本番と同じ人の爪でネイルをする練習が欠かせません。充分な練習をするには、練習のために時間を取ってくれるかどうか、モデルの人に確認することも必要です。
なお試験当日は、会場でのモデルの手助け・アドバイスなどはカンニング行為に該当し、失格になってしまいます。モデルの人には、試験中の注意点についても共有しておきましょう。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 実技採点基準」
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 試験要項 2024年 春期(4月実施)」 11ページ
3.減点にならないよう気をつける
試験は、減点を反映した合計点で採点されます。減点をできるだけ減らすには、あらかじめ減点対象になるケースを把握しておき、試験本番で減点されないよう注意することが大切です。
主な減点事項には、受験票の写真貼付を忘れた、受験票や筆記用具を忘れた、受験票に貼る写真がスナップ写真やコピー、写真加工などの場合などがあります。
用具・用材を忘れた、試験では使用できない用具・用材をセッティングしていたなどの場合や、テーブルセッティングに著しい不備があった場合、私語が多い、マナーが悪いなどの場合にも、減点されてしまいます。
また2級では、カラーリングが指定色と比べて薄すぎる・濃すぎるといった場合、後半試験で前半試験と同じ施術工程を繰り返して行ったなどの場合にも減点が発生するため、指定色の確認や工程ミスにも注意しなければなりません。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 試験要項 2024年 春期(4月実施)」 11ページ
4.失格対象にならないよう注意する</h3>
試験では、失格対象になる事項も定められています。
失格対象事項は「ネイリスト技能検定試験 試験要項」に記載、公表されているため、事前に失格対象に該当する内容を確認しておき、試験当日に備えることが大切です。
主な失格事項は、時間までにモデルとともに着席、もしくはモデルハンドの準備を終えて着席していない場合や、使用が禁止されている用具・用材をセッティングした場合などです。
さらに、カンニングなどの不正行為をした場合、試験官の指示に従わない場合、2級前半試験の段階で後半試験の内容を行った場合にも失格の対象となります。
手指への出血を伴う損傷、もしくは認定モデルハンドに大きなダメージを与えた場合、手指間違いなどの場合にも失格になります。試験の際には、時間内に終了しなければならないだけでなく、施術中のミスにも注意しなければなりません。
※引用:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター「ネイリスト技能検定試験 試験要項 2024年 春期(4月実施)」 11ページ
5.公式問題集を繰り返し解く
ネイリスト技能検定試験の試験問題は、日本ネイリスト検定試験センターが発行している「公式問題集」から出題されています。公式問題集では1~3級までの各級に、それぞれ5パターンの試験問題が掲載されているため、問題集を活用するとネイルの知識が習得でき、試験対策も行えます。
公式問題集は、繰り返し解くことで筆記試験の合格率アップにつながります。爪の構造図やマークシートの見本、2級のカラーリング指定色も掲載されているため、試験前に覚えておきたい情報の収集にも役立ちます。
ネイリスト技能検定2級の勉強方法
ネイリスト技能検定試験2級の試験勉強には、独学、通信講座、スクールに通うなどの方法があります。
独学で学ぶ
2級は、サロンワークにて通用する知識・技術があると証明される試験です。3級よりは難易度が上がるものの、独学でも試験の合格は目指せます。
独学で試験勉強をする場合には、忙しい人でも空き時間に勉強ができる、講座やスクールなどを利用した勉強方法と比べて費用を抑えられる、といった点が大きなメリットです。
ただし、実際にプロの指導を受けられない、参考になる施術を見る機会がないなどのデメリットもあります。独学で同じ目標をもつ仲間がいないなど、ひとりで勉強を続ける場合にはモチベーションの維持が難しくなります。
通信講座を受講する
通信講座を受講して、資格の取得を目指す方法もあります。
通信講座で勉強する場合、自分のペースで学習を進められる、地方に住んでいても最新の学習教材で学習ができるなど、時間や場所を問わず学習できるメリットがあります。スクールに通うよりは費用を抑えられ、独学よりも費用がかかるのが費用面での特長です。
独学とは異なり、わからないことは講師に質問ができ、実際に施術などの経験ができるスクーリングもあります。通信講座にはネイルグッズがセットになったコースもあるため、すべてがセットになっているコースを選ぶと、自分で用具・用材一式を準備する必要がありません。
通信講座のデメリットは、実技の練習でプロの指導を受けられない点、学習スケジュールを管理して合格までモチベーションを維持し続けるのが難しい点などが挙げられます。
スクールに通う
「直接実技を学べない独学や通信講座では合格が難しい」と考えている場合には、講師から指導を受けながら実技を学べるスクールでの学習が適しています。
ネイルスクールに通って勉強する場合、ネイリストであるプロの講師から直接授業が受けられます。スクールでの学習は、自分が学びたいコースを選んでから、授業でネイルの知識・技術を効率的に学習できる点がメリットです。
スクールでは、同じ目標をもつほかの学生たちと一緒に学習できるため、モチベーションを維持しやすい、直接的な指導が受けられるため正しい技術を身につけやすい、といったメリットもあります。ただし、スクールでの学習には高額な費用がかかる、決まった時間にスクールに通わなければならないなどのデメリットもあります。
まとめ
ネイリスト技能検定試験2級は、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が国内外で活躍できるネイリストの育成を目指して行っている資格試験です。
資格取得によって、サロンワークで用いられるネイルに関する知識・技術が認められます。基礎的な知識・技術があると認められることから、就職や転職がしやすくなり、集客時にも資格のアピールが可能です。
試験には実技試験と筆記試験があり、筆記試験はマークシート形式、実技試験は前半のネイルケア、後半のチップ&ラップからネイルアートまでの2段階に分かれています。
試験に合格するためには、練習時から施術の時間を意識して行うこと、減点をできるだけ減らし、かつ失格しないために減点項目と失格項目をよく確認しておくことが重要です。
監修者:唐沢 真弓
ネイリスト
学校法人 国際共立学園 国際理容美容専門学校 ビューティアーティスト科教務
国際共立学園は創立69年の伝統ある学園で、職人の技術偏重主義に決して偏ることなく、あらゆる職業を通して、豊かな人間性を併せ持った職業人育成を目指している。『夢をかなえる 人づくり』を教育のテーマに、これまでの教育実績をさらに進化させ、社会に貢献できる人材を育成している。