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エステティシャンの身だしなみ徹底解説!髪色やネイルのOK、NGラインは?

エステティシャンを目指すうえで、施術スキルと同じくらい大切なのが身だしなみです。お客様は、美しくなりたいという願いを抱いてサロンを訪れます。その願いに応えるプロとしてふさわしい見た目と清潔感を備えることは、お客様から信頼を得るうえで重要です。
この記事では、エステティシャンの身だしなみについて解説します。エステティシャンにとっての身だしなみの重要性や、髪型、メイク、ネイルなど項目別のOK、NGラインもまとめました。面接での身だしなみのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なぜエステティシャンは身だしなみが重要なのか?

エステティシャンにとって身だしなみが重要な理由は、主に次の2つです。
- お客様へ信頼感を与えるため
- 安全で衛生的な施術環境を維持するため
ひとつずつ解説します。
お客様に「美のプロ」としての信頼感を与えるため
エステティシャンの身だしなみは、お客様から信頼を得るために重要な要素です。お客様は美しくなることを目的に来店するため、施術を担当するエステティシャンが手本になれなければ、言葉の説得力が失われます。
例えば、メイクが崩れている担当者から高価な化粧品をすすめられても、その効果を信じて購入したいとは思わないでしょう。
逆に手入れの行き届いたエステティシャンが担当することで、お客様は「この人みたいにきれいになれるかもしれない」と期待感を抱くかもしれません。エステティシャンの第一印象は、サロン全体のイメージにも影響します。そのため、身だしなみに日頃から気を配る必要があるのです。
安全で衛生的な施術環境を維持するため
身だしなみを整えることは、安全で衛生的な施術環境を守るうえでも必要です。エステティシャンは、お客様の素肌に直接触れるため、ささいな不注意がお客様を傷つけたり、不快な思いをさせたりする可能性があります。
伸びた爪でお客様の肌を引っかいてしまったり、まとまりのない髪が施術中に顔に触れて不快感を与えたりといったリスクが考えられるでしょう。そのため、エステティシャン自身の身だしなみは、衛生管理を徹底するうえでも重要なのです。清潔さや安全への配慮を徹底する姿勢は、お客様の安心感にも直結します。
【項目別】エステティシャンの身だしなみOK、NGライン

ここでは、エステティシャンとして守るべき身だしなみの基準を見ていきましょう。これくらいなら大丈夫と思っていても、お客様は細かい部分まで見ています。プロとしての自覚を持ち、お客様に不快感を与えないよう、細部まで気を配りましょう。
【髪型、髪色】清潔感と機能性が最優先
髪型は、施術中に乱れないよう、スッキリとまとめることが大切です。まずは、エステティシャンにふさわしい髪型や髪色を解説します。
OKな髪型、髪色
髪型は、施術の邪魔にならない、まとまりのある髪型が基本です。お客様の顔や体に髪が触れることを防ぎ、衛生的な状態を保つ必要があります。シニヨンや夜会巻きのようにスッキリとまとめ、後れ毛が出ないようにヘアスプレーなどでセットするとよいでしょう。前髪は施術中に落ちないよう、ピンで留めるか横に流して固定します。
髪色は、多くのサロンでは黒や7〜8トーン程度の落ち着いたブラウン系が基準とされています。
清潔感と機能性を両立させたヘアスタイルを心がけましょう。
NGな髪型、髪色
エステティシャンは、施術の妨げになる髪型や、手入れのされていない髪は避けなければなりません。お客様に不衛生な印象を与え、サロンの信頼を損なう原因になるためです。肩にかかるダウンスタイルや、まとめきれていない後れ毛はお客様に不快な印象を与えかねません。
また、ブリーチを伴うような明るすぎる髪色や奇抜なカラーも、お客様によってはよい印象を持たれないこともあるため、控えたほうがよいでしょう。加えて、寝癖がついていたり、髪がパサついていたりする状態もプロ意識を疑われます。お客様が安心して施術を受けられるよう、手入れの行き届いた髪型を意識しましょう。
【メイク】健康的でナチュラルな美肌メイク
顔全体の印象を決定づけるメイクは、お客様に安心感と好印象を与えるうえで重要です。
OKなメイク
エステティシャンのメイクはナチュラルな仕上がりがよいでしょう。素肌をきれいに見せるナチュラルメイクは、お客様に清潔な印象を与えられます。そのため、その土台となるベースメイクは、丁寧に行うことが大切です。
ファンデーションの厚塗りは不自然に見えたり化粧が崩れやすくなったりするため避け、コンシーラーなどを活用して透明感のある肌を作りましょう。アイラインやマスカラは控えめにし、全体的に上品な印象に仕上げます。
また、健康的で親しみやすい印象を与えるために、血色感を演出することも有効です。コーラルやピンク系のチークやリップをのせ、自然な血色感を表現できるメイクを心がけましょう。
NGなメイク
エステティシャンとして働く際は、ノーメイクや派手なメイク、お客様に威圧感を与えるメイクは控えましょう。サロンのリラックスした雰囲気を壊し、お客様に不快な印象を与える可能性があります。そのため、厚塗り感のあるファンデーション、ラメやパール感が強すぎるアイシャドウ、鮮やかな色のリップは避けましょう。
ボリュームのあるつけまつげや、派手な色合いのカラーコンタクトも控えることが賢明です。カラーコンタクトを使うなら、裸眼に近いナチュラルなデザインのものを選びましょう。お客様に不快感を与えないよう、控えめで品のあるメイクを意識してください。
【ネイル、手指】お客様の肌に直接触れる重要なパーツ
手指は、お客様のデリケートな肌に直接触れる部分です。そのため、衛生面と安全面には細部にわたって配慮しなければなりません。爪は指の腹から出ない程度の長さに切り、やすりで角を滑らかに整えましょう。
ネイルを禁止にしているサロンも多いですが、中には肌なじみのよいベージュやクリアカラーのみ可としているケースもあるようです。その場合も、凹凸のあるジェルネイルやネイルアート、ストーンなどの装飾は、お客様を傷つける危険があるため避けなければいけません。
お客様に不快感を与えないよう、こまめな手洗いや保湿を徹底し、手荒れのない状態をキープしましょう。
【服装、制服】シワや汚れのないきれいなものを
エステティシャンの制服は清潔に保ち、きちんと着こなすことが求められます。服装の乱れは、その人のだらしなさだけでなく、サロン全体の管理体制への不信感につながるためです。シワやシミ、ほつれがないかを毎日着用前に確認し、必要であればアイロンをかけます。
インナーは、透けて見えないよう、ベージュなど目立たない色や素材のものを選ぶ配慮も必要です。加えて、ストッキングが伝線していないかもチェックしましょう。万が一に備え、予備のストッキングをロッカーに常備すると安心です。
また、立ち仕事が多いため、ヒールが高すぎず、きれいに磨かれた機能的な靴を履きましょう。
【アクセサリー】施術の安全性を考慮し、基本は着用しない
施術の安全性を確保するため、アクセサリーは全て外します。施術中に落下したり、お客様の肌や髪に引っかかったりして、怪我をさせるリスクがあるためです。指輪や腕時計はもちろん、ピアスやネックレスも施術前には外したほうがよいでしょう。
衛生面から、結婚指輪を外すよう指導するサロンも多いようです。お客様の安全を最優先に考え、アクセサリーの着用ルールを厳守してください。
【香り、匂い】自分では気づきにくいからこそ徹底ケア
香水や香りの強い化粧品の使用は避けたほうがよいでしょう。香りが苦手だったり、化学物質にアレルギーを持っていたりするお客様もいるためです。リラックスしに来たお客様にとって、強すぎる香りは苦痛になりかねません。香水は基本的に控え、制汗剤を使う場合は無香料タイプを選びましょう。
また、タバコの匂いも嫌われる傾向にあるため、喫煙者は勤務前の喫煙を控える、消臭スプレーを使うなどの注意を払う必要があります。ランチ後の口臭が気になる場合もあるため、歯磨きやマウスウォッシュも習慣化しましょう。
【面接】採用担当者に好印象を与える身だしなみ

エステティシャンの採用面接では、身だしなみを厳しくチェックされます。採用担当者に好印象を与えられるよう、身だしなみのポイントをおさえましょう。
服装
面接では、清潔感と誠実さが伝わるスーツスタイルが基本です。エステティシャンの面接では、黒、紺、グレーなどの落ち着いた色のリクルートスーツに、白や淡い色の清潔なブラウスを合わせましょう。スカート、パンツのどちらでも問題ありませんが、シワや汚れがないか確認してください。
靴はきれいに磨いた3〜5cm程度のヒールのパンプスが無難です。整った服装は、社会人としての意識の高さをアピールできるでしょう。
メイク、髪型
メイクと髪型は、2章で紹介したエステティシャンのOKラインを実践しましょう。面接の時点でプロとしての身だしなみができていれば、入社後すぐにサロンに立てる人材だと評価される可能性があります。健康的なナチュラルメイクと、清潔感のあるまとめ髪を心がけましょう。
とくに、アパレル業界など、比較的華やかなメイクが許される職種から転職する場合は、引き算メイクを意識することが大切です。また、派手なジェルネイルをしている場合は、面接の数日前に必ずオフしておきましょう。
意外と見られているNGポイント
服装やメイク以外でも、細かい点で評価を下げる可能性があります。次のポイントを守れていないと、「清潔感がない」「仕事が雑」という印象を与えかねません。
- ストッキングの伝線
- マスクの汚れ
- 手入れされていないカバン
- 証明写真と実際の髪色が大きく違う
- 提出する書類がクリアファイルにまとめられていない
採用担当者は、こうした細部への気配りができるかどうかを見ています。細かな部分に気を配れる人は、お客様にも丁寧な対応ができる人材だと判断されるでしょう。細部への意識が、プロとしての信頼につながります。
まとめ
エステティシャンの身だしなみは、技術力と同様に大切です。プロとしての意識が見た目から伝わることで、お客様は安心してサービスを受けられ、施術の効果にも期待を寄せてくれます。
髪型から指先、香りまで、すべての項目で一貫して求められるのは清潔感です。この記事で解説したOKライン、NGラインを日頃から意識し、お客様に信頼されるエステティシャンを目指しましょう。

監修者:草野 由美子
JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長
専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

