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エステティシャンは未経験でもなれる!具体的なステップややりがいについて解説

「エステティシャンとして働きたいけど、未経験だから不安」と悩んではいませんか。エステティシャンは、専門的な知識や技術が求められるため、未経験者にはハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、多くの現役エステティシャンが、未経験からキャリアをスタートさせています。

この記事では、未経験からエステティシャンを目指すための方法について解説します。仕事のやりがいやサロン選びのポイントもまとめているので、エステティシャンを目指す人は本記事の内容をお役立てください。

エステティシャンは未経験からでも十分目指せる!

ベッドのうつ伏せになった顧客の右肩付近に手技を施すエステティシャン

エステティシャンは未経験でも目指せる職業で、多くのサロンが未経験者を採用しています。はじめに、未経験からエステティシャンを目指せる理由や、異業種の経験が強みになる点を解説します。

多くの現役エステティシャンが未経験スタート

エステティシャンの業界において未経験者の採用は活発です。実際に、アパレル販売員や事務職などから転職し、エステティシャンとして活躍している人は多くいます。また、多くのサロンでは、充実した研修制度を設けており、プロのエステティシャンを育成する体制が整っています。

そのため、未経験であることが不利になる場面は少ないでしょう。場合によっては、新しい知識を素直に吸収できる柔軟性が強みになるかもしれません。

エステティシャンになるための具体的な方法は、次の記事をご覧ください。
▷「エステティシャンになるには?方法・おすすめの資格・仕事内容を解説【エステティシャン監修】

異業種経験が強みになる理由

これまでの社会人経験は、エステティシャンの仕事に役立ちます。エステティシャンがお客様を美しくするためには、施術スキルだけでなく、高い接客力も求められます。なぜなら、理想の仕上がりや悩みを把握し、安心して施術を受けてもらうためには、丁寧なヒアリング力やコミュニケーション力が欠かせないからです。

例えば、アパレルなどの接客業経験者であれば、お客様のニーズを的確に汲み取り、自然な会話でリラックスさせるスキルをそのまま活かせます。

このように、異業種で培ったスキルはエステティシャンとしての大きな強みになるのです。

未経験からエステティシャンになるための代表的な3つの方法

エステスクールでモデルを使った講習を複数の女性が受講する様子

未経験からプロを目指すには、おもに3つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを理解し、自分に合った道を選びましょう。

1. 研修制度が充実したサロンに就職する

研修制度が充実したサロンを選ぶことは、未経験者がエステティシャンになる際の選択肢のひとつです。

【メリット】給与をもらいながら実践的に学べる

研修制度が充実したサロンに就職する利点は、経済的な負担を軽減しながら学べる点にあります。 

サロンの研修制度を活用すれば、給与を得ながら、即戦力となるためのスキルを習得できます。 サロン独自の強みやコンセプトに特化した技術を効率良く学べる点も魅力です。

ひとりで学ぶのではなく、同期入社の仲間と励まし合いながら成長できる環境も支えとなるでしょう。

【デメリット】サロンの方針に沿った技術習得になる

サロンの研修制度で学べる技術や知識は、そのサロンが提供するサービスの範囲内に限定される可能性があります。フェイシャル専門のサロンであれば、ボディや脱毛の技術を学ぶ機会は少ないかもしれません。そのため、幅広い技術を身につけたいと考えている場合、物足りなさを感じることもあるでしょう。

転職を考えた場合、習得した技術がほかのサロンでは通用しにくいことがある点にも注意が必要です。

2. 専門学校やエステスクールに通う

エステティシャンのスキルは、専門学校やスクールで基礎から学ぶ選択肢もあります。

【メリット】基礎から体系的に幅広く学べる

専門学校やエステスクールでは、解剖学や皮膚科学などの座学から、フェイシャル、ボディ、脱毛など、エステティックの全体像を網羅的に学べます。

サロンの研修制度とは違い、特定のメーカーやサロンに偏らない、幅広い知識と技術が身につくことが強みです。資格取得へのサポートが手厚い場合もあり、就職活動を有利に進められる可能性があります。

【デメリット】時間と費用がかかる

専門学校やエステスクールに通うには、入学金や授業料など、まとまった費用が必要です。また、全日制に通う場合は1~2年間は学業に専念する必要があるため、収入をすぐに得たい人には不向きかもしれません。

加えて、学校で学んだ知識と、実際のサロンワークで求められるスキルの間に、ギャップを感じる可能性もあります。

3. 通信講座で基礎知識を身につける

時間と場所を選ばずにスキルを身につけたい人には、通信講座が適しています。

【メリット】自分のペースで安価に学べる

通信講座は、家事や育児の合間でも、自分のライフスタイルに合わせて学習を進められる手軽さが魅力です。専門学校に比べ、費用を大幅におさえられる点もメリットといえるでしょう。

また、通信講座で皮膚の構造や美容理論、基本的な施術の流れなどを学ぶことで、エステの仕事への適性を確かめられます。就職前に、自分に合っているかを低コストで判断できるため、通信講座は最初のステップとしておすすめです。

【デメリット】実技スキルが身につきにくい

通信講座の映像教材だけでは、タオルの使い方や施術の際の力加減、細かい手の動きなどの実践的な技術の習得は難しい場合があります。疑問点をすぐに講師に質問できないため、学習を効率的に進められない場合もあるでしょう。

また、通信講座の修了だけでは、就職活動の際に十分な技術力の証明とはなりにくい可能性があります。

【エステティシャンの仕事のリアル】大変なこととやりがい

売上目標などを書き込む目標管理シートとボールペン

華やかに見えるエステティシャンの仕事ですが、実際には大変な面もあります。しかし、それを乗り越えた先には、大きなやりがいが待っています。

未経験者が感じる大変なこと

入社後に後悔しないよう、エステティシャンとしての厳しい側面も知っておきましょう。

エステティシャンが感じる大変なことについては、次の記事でも詳しく解説しています。
▷「エステティシャンの大変なこと6選|やりがいと合わせてきついと感じることを解説

体力的な負担と自己管理の重要性

エステティシャンは立ち仕事が中心で、体力的な負担が大きいため自己管理が欠かせません。

施術中は中腰になることも多く、全身を使ってお客様に施術するため、体力を消耗します。長く働き続けるためには、日々のストレッチやマッサージなどのセルフケアが重要です。

美容知識や技術の継続的な学習

エステティシャンは、お客様の肌や体に直接触れるため、専門知識の習得が求められます。誤った施術や知識不足によって、お客様の肌トラブルや体調不良を引き起こすリスクを避けるためです。皮膚科学や解剖学、化粧品学など、エステティシャンとして学ぶべきことは多岐にわたるでしょう。

また、美容業界のトレンドは日々変化しており、新しい美容機器や手技も次々と登場します。そのため、エステティシャンは常にアンテナを張り、学び続ける意欲が求められます。

売上や指名などの数字目標

サロンによっては、個人の売上目標や、お客様からの指名件数、化粧品販売のノルマなどが設定されていることがあります。目標達成へのプレッシャーを負担に感じる人もいるかもしれません。

ただし、成果がインセンティブとして給与に反映されるサロンもあります。実績が評価されることで、やりがいにつながる場合もあるでしょう。

大変さを乗り越えた先にあるやりがい

大変なことがある一方で、得られる喜びも大きいのがエステティシャンの仕事の魅力です。

お客様を笑顔にし「ありがとう」といわれる喜び

お客様の笑顔を見ることや、「ありがとう」と直接感謝されることは、エステティシャンの大きなやりがいです。

エステティシャンは、お客様一人ひとりの肌の悩みに深く寄り添い、信頼関係を築きながら、お客様が美しくなっていく過程を間近で見守ることができます。施術を終えたお客様の喜ぶ姿を見たり、感謝の言葉をかけていただいたりするとき、エステティシャンとして何よりの幸せを実感できるしょう。

専門スキルが身につき自信につながる

エステティシャンは、手に職がつく仕事のひとつです。練習を重ね、努力した分だけ技術は向上します。その技術がお客様からの信頼や指名という目に見える形で返ってきたとき、達成感と自信を得られるでしょう。

自身の成長を日々実感できる環境は、働くうえでのモチベーションとなるはずです。

自分自身も美しくなれる

エステティシャンは、仕事を通じて、新しい美容知識やプロ仕様の化粧品に触れる機会が豊富にあります。社員割引で施術を受けられたり、化粧品を購入できたりする制度が整っている場合もあります。

エステティシャンとして働きながら、自分の美意識も自然と高まるでしょう。

入社後のミスマッチを防ぐ!サロンの見極め方

ベッドにうつぶせになったモデルのふくらはぎへの施術について研修中の指導者と受講者の手元

未経験からエステティシャンを目指すなら、最初のサロン選びが大切です。どんな環境でスタートを切るかが、エステティシャンとしてのその後の成長を左右します。入社後に後悔しないために、求人情報や面接で確認すべきポイントを解説します。

求人票でチェックすべき3つのポイント

求人票でチェックすべきポイントは次の3つです。

  1. 研修期間と研修中の給与や待遇
  2. 研修内容の具体性とモデルケース
  3. デビューまでの期間と基準

ひとつずつ見ていきましょう。

1. 研修期間と研修中の給与や待遇

求人票をチェックする際は、研修期間がどのくらい設けられているかを確認しましょう。研修中の給与形態は月給か時給か、交通費は支給されるか、社会保険には加入できるかなどの待遇面も重要なチェックポイントです。

条件があいまいな求人は、給与が想定より低かったり、交通費が支給されなかったりする場合があります。待遇面を具体的に記載しているサロンを選ぶとよいでしょう。

2. 研修内容の具体性とモデルケース

求人票では、「充実した研修制度あり」という言葉だけでなく、研修内容が具体的に記載されているかを確認しましょう。座学、技術研修、接客マナー研修のように明記されていると安心です。

また、「未経験入社3ヶ月でフェイシャルメニューデビュー」といったモデルケースが示されていれば、教育体制が機能している証拠になります。自分がどの程度の期間でどのようなスキルを身につけられるのか具体的に想像できるため、応募先選びの参考にしやすいでしょう。

3. デビューまでの期間と基準

研修を終えて、実際にお客様の施術を担当するデビューまでの平均的な期間が明記されているかどうかも確認が必要です。

また、「技術チェックに合格したらデビュー」のように、デビューまでの明確な基準が設けられているかも確認するべきポイントです。基準が曖昧だと、いつまでもアシスタント業務ばかりで施術になかなか入れない事態に陥る可能性があります。

面接や見学時に確認したい質問リスト

求人票だけでは分からないサロンの雰囲気や教育体制は、面接やサロン見学の際に直接質問することをおすすめします。

具体的な質問例については、次の記事も参考にしてください。
▷「エステティシャンの面接でよく聞かれること|質問の回答例や身だしなみを解説

技術指導は誰がどのように行うか?

技術指導を誰がどのように行うかは、教育体制を把握するうえで重要なポイントです。専任のトレーナーがいる場合、基礎理論から技術までを体系的に、安定した質で学べるでしょう。

一方で、現場の先輩から直接教わる場合は、より実践的で、そのサロンならではの接客のコツを吸収しやすいという利点があります。このように、技術指導者が誰かを確認することで、自分に合った教育環境かどうかを判断しやすくなります。

面接や見学の際には、「研修は専任のトレーナーの方が担当されるのでしょうか?それとも、先輩方が業務の合間に教えてくださるのでしょうか?」と質問するとよいでしょう。

モデル集めのサポートはあるか?

エステティシャンの技術を習得するためには、多くの練習モデルが必要です。モデル集めが個人任せの場合、友人や家族に負担をかける可能性も考えられます。

面接時に「練習モデル募集をサポートする制度などはありますか?自分で探す必要がありますか?」と質問し、サロン側が協力してくれる体制があるかを確認すると安心です。

デビュー後のフォローアップ体制は?

エステティシャンとしてデビューした後も、学び続ける必要があります。一人前のスタッフになった後も、スキルアップをサポートしてくれる体制が整っているかを確認しましょう。

「デビューした後も、スキルアップのための研修や勉強会などは定期的に開催されていますか?」などの質問を通して、キャリアアップを目指せる環境かどうかを判断することが大切です。

まとめ

多くの現役エステティシャンが未経験からスタートしており、異業種での経験も強みになります。

プロになるには、サロンへの就職やスクール、通信講座といった方法がありますが、それぞれによい点と注意点があります。また、入社後のミスマッチを防ぐためには、求人票や面接を通して研修制度や教育体制を確認することが大切です。

エステティシャンに未経験から挑戦することに、不安も感じるかもしれません。しかし、正しい情報を集めて準備をすれば、将来への道は開けます。まずは気になるサロンの求人を探したり、見学を申し込んだりすることから始めましょう。

プロフィール画像

監修者草野 由美子

JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長

専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

執筆者鈴木