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エステサロンの種類一覧|仕事内容や働く場所、自分に合うサロンの見つけ方

「エステサロンで働きたいけど種類が多くて自分に合うところが分からない」

「サロンによって必要な技術に差はあるの?」

エステサロンでの就職を目指す人のなかには、こうした疑問を抱く人もいるかもしれません。自分に合うエステサロンで働くためには、サロンの種類による違いを理解することが大切です。

本記事では、エステサロンの種類による違いや特徴、自分に合うサロンの選び方などを紹介します。エステサロンで働きたい人にとって、自分に合う種類のサロンを見つける助けとなるでしょう。

エステサロンはこんなにある!代表的なエステサロンの種類一覧

エステティシャンがうつぶせの顧客の肩付近に手技を施す様子

エステサロンと一口に言っても、種類はさまざまです。ここでは、エステサロンの種類を施術内容やコンセプトごとに紹介します。

施術内容による分類

まず、施術内容でエステサロンを分類すると、主に次の5種類です。

  • フェイシャルエステサロン
  • ボディサロン
  • 脱毛サロン
  • リラクゼーションサロン
  • メディカルエステサロン

フェイシャルエステサロンでは、お客様の顔からデコルテにかけて施術します。ボディサロンは、全身に対して施術をするエステサロンです。

また、脱毛サロンはムダ毛の悩みを持つお客様が利用します。リラクゼーションサロンは、体への施術だけでなく、心もリラックスできるような施術を提供するエステサロンです。

メディカルエステサロンでは、医療機関で医師の指導のもと、医学的なアプローチで施術を実施します。

コンセプト、目的による分類

コンセプト別で分けると、一般的なエステサロン以外では次の5種類が挙げられます。

  • ブライダルエステサロン
  • メンズエステサロン
  • 訪問、出張エステ
  • ホテル、スパ
  • 化粧品メーカー直営サロン

ブライダルエステサロンでは、結婚式や披露宴といった特別な日を控えた人に対してサービスを提供しているエステサロンです。メンズエステサロンは、男性特有の美容の悩みに寄り添うなど男性の美意識に寄り添った施術を提供します。

訪問、出張エステは、その名の通り固定の店舗を持たず、お客様のもとへ赴いて施術する点が特徴です。ホテルやスパでは、主に施設を利用しているお客様へ施術を行います。化粧品メーカー直営サロンでは、メーカーの自社製品を利用した施術を提供する点が特徴です。

これらの具体的な仕事内容は、3章で紹介します。

【施術内容別】エステサロンの主な種類と仕事内容

顧客の腕に脱毛器を当てるエステティシャンの手元

施術内容別のエステサロンの種類は次の通りです。

  1. フェイシャルエステサロン
  2. ボディサロン
  3. 脱毛サロン
  4. リラクゼーションサロン
  5. メディカルエステサロン

施術内容や向いている人などを解説します。

1. フェイシャルエステサロン

フェイシャルエステサロンでは、カウンセリング後に顔のクレンジングと洗顔を実施します。その後、パック、美容機器や手技による刺激、スキンケアアドバイスなどを行います。

やりがいとしては、お客様の肌の悩みに寄り添った施術を提供し、お客様から感謝してもらえることでしょう。しかし、エステに関する知識のほかに皮膚科学や化粧品成分といった肌に関する専門的な知識は、エステサロンで勤務し始めたあとも継続的に学習しなければなりません。

またお客様の肌悩みに合った施術が求められ、希望に沿う対応ができなかったときには「満足できない」などのクレームを受ける場合もあります。そのようなクレームへの対応も必要です。

そのため、学びを続けられる美容への探求心や向上心が強い人、施術内容を状況に応じて微調整できる丁寧で細かな作業が得意な人などが向いています。

フェイシャルエステについては次の記事でも詳しく解説しています。
▷「フェイシャルエステで資格は取得すべき?おすすめの資格や取得するメリットを解説

2. ボディサロン

ボディサロンは、カウンセリングのあとに、お客様の悩みやオーダーに応じてマシンやエステティシャンの手技による施術を行います。

必要に応じて食事や運動のアドバイスなどをすることも仕事の1つです。施術やアドバイスを続けることで、お客様と二人三脚で目標を達成する喜びを得られることでやりがいを感じられるでしょう。

一方、立ち仕事かつ手を使って施術するため、体力を消費しやすく、体への負担が大きくなることもあります。ボディサロンは体力に自信があったり目標達成意識が高かったりする人に向いているでしょう。

また、長期間お客様と向き合って施術やサポートをするため、人の変化を支えることが好きな人にも向いています。

3. 脱毛サロン

脱毛サロンは、カウンセリングを行い、悩みに応じて美容脱毛の施術を実施します。お客様が抱えるムダ毛のコンプレックス解消を手助けできることが、やりがいの1つです。また、脱毛サロンでは施術内容が比較的マニュアル化されており、未経験でも技術を習得しやすい魅力もあります。

一方で、マニュアル化されている分、同じ作業の繰り返しとなることも多く、施術を単調に感じる人もいるでしょう。デリケートな部分付近で施術をすることもあるため、精神的な配慮も求められます。

脱毛サロンは、同じ作業でも集中力を維持できる人や、脱毛の施術を丁寧に、そしてスピーディーに進められる人も向いているでしょう。

脱毛サロンについては次の記事で詳しく解説しています。
▷「脱毛サロンで働くエステティシャンの仕事内容は?必要な資格ややりがい・大変なことを解説

4. リラクゼーションサロン

リラクゼーションサロンでは、カウンセリングのあとにアロマトリートメントやリフレクソロジーなどの施術を通してお客様の心身のリラックスを目指します。アロマオイルをはじめとする商品の販売を行うこともあります。

やりがいとしては、お客様の疲れを和らげ、お客様に「心身が楽になった」「癒された」と感謝されることです。お礼を直接告げられることで、施術へのモチベーションにもつながるでしょう。

一方で、癒しを与える仕事のため共感する力や寄り添う力など、精神面での強さが求められます。エステなので、体力も必要です。

お客様の話を聞いて心身の状態に寄り添うため、聞き上手な人や癒されるような空間づくりが得意な人に向いています。また、エステを通してお客様の心身をいたわる仕事がしたい人にもおすすめです。

5. メディカルエステサロン

メディカルエステサロンも、基本的な流れは通常のエステサロンと変わりません。ただし、ほかのエステサロンと異なるのは医師の指導のもと、医療機関で行われる点です。

医療機器も使われる環境で、ケミカルピーリングやビタミントリートメントといった医学的なアプローチでより専門的な施術の補助を行います。

メディカルエステサロンでのやりがいは、美容医療に携わるため専門知識を習得できることや、医師の指示の下、肌質の悩みに対するより積極的な改善に貢献できることです。常に学習が求められる場所なので、知的好奇心の旺盛な人や、エステの専門性を追求したい人などに向いています。

【コンセプト、目的別】エステサロンの種類

スポイトで美容液を手に取るエステティシャンの手元

コンセプトや目的別のエステサロンの種類は次の通りです。

  1. ブライダルエステサロン
  2. メンズエステサロン
  3. 訪問、出張エステ
  4. ホテル、スパ
  5. 化粧品メーカー直営サロン

コンセプトや目的の違い、仕事の特徴などをご紹介します。

1. ブライダルエステサロン

ブライダルエステは、結婚式を控えた新郎や新婦向けに提供されるエステです。新婦の場合、フェイシャルからデコルテ、ボディなどドレスを着たときに気になる部分へ施術をします。また、脱毛を実施する場合もあります。

ブライダルエステサロンでは、お客様の門出をサポートする責任感や、結婚式という決められた日までにお客様の理想に近づけるための技術力、スケジューリング能力が必要です。

高い技術力や責任感が求められますが、その分お客様の晴れ舞台に立ち会うことで幸福感を得られたり、施術に関して専門性が高まったりというメリットもあります。

ブライダルエステについては次の記事で詳しく解説しています。
▷「ブライダルエステティシャンの仕事内容|必要な資格やスキルについても解説

2. メンズエステサロン

メンズエステサロンは、脱毛やニキビケア、脂性肌など、男性特有の肌やムダ毛の悩みに対応します。メンズエステサロンでは男性の肌質や体毛に関する知識、またカウンセリングをするためのコミュニケーション能力などが必要です。

メンズ美容市場は成長市場といわれており、将来性が高い分野と考えられるでしょう。メンズエステサロンで働くと、成長市場の最前線で経験を積める可能性があります。

3. 訪問、出張エステ

訪問、出張エステは、特定の店舗を持たず、お客様の自宅や介護施設などへ行って施術を実施する形式のエステです。依頼があるたびに道具一式を運ぶ必要があるため、体力を求められます。

また、施術するスペースは訪問場所によって変わるため、限られたスペースでも施術できる対応力や、移動時間や受ける依頼の数などを管理する能力も必要です。

訪問、出張エステでは、勤務場所が固定されないためさまざまな環境で経験を積めるメリットがあります。こうした経験は、将来フリーランスとして独立する際に、働き方の参考にできるでしょう。

4. ホテル、スパ

ホテルやスパのエステは、高級ホテルや温泉施設内にあるエステサロンで、施設を利用しているお客様が主な顧客となります。施術では高品質で比較的値段の高い化粧品などを使い、利用料金もほかのスタイルのエステよりは高くなりやすいため、富裕層のお客様が中心でしょう。宿泊客など1回限りのお客様も多いと考えられます。

そのため、格式の高い職場環境にふさわしい振る舞いが必要です。外国の人が訪れやすい場所では、英語をはじめとする語学力が必要になる可能性もあります。格式高い場所で働くため、トップレベルの接客技術やホスピタリティを習得できる点がメリットです。英語を話せる人には、語学力を活用しやすい場所でもあります。

5. 化粧品メーカー直営サロン

化粧品メーカーの直営サロンでは、自社製品を利用したエステの施術を提供する点が特徴です。エステの施術とは別に、製品販売のノルマが課される場合があります。また、そのメーカーの製品に対する深い知識が必要です。

一方、製品販売の成果に応じて成果報酬が発生し、給料が多くなる可能性があります。

ハンドとマシン、どちらの技術から学ぶべき?

エステティシャンがうつぶせの顧客の背中にマシンを当てている様子

ハンド技術中心かマシン技術中心かはエステサロンによって異なります。それぞれの特徴やメリット、デメリットを理解し、自分がどちらの技術から学ぶべきかを判断するとよいでしょう。

ハンド技術中心のサロン

ハンド技術中心のエステサロンでは、エステティシャンの手技で施術をするため、お客様の状況に応じて微調整できます。また、自分の手でお客様に直接施術をするので、一度身に付けると一生ものの技術になるでしょう。

一方で、ハンド技術中心の施術はエステティシャンの技術力がお客様の満足度にそのまま影響する点が特徴です。そのため、テストモデルや家族、友人に依頼して練習するなど、技術面での研鑽が欠かせません。

さらに、マシンを使わない分、ハンド技術は体力的な負担が大きい点も特徴です。このように、高い技術力と体力を求められるため、職人気質でエステティシャンとしての技術を極めたい場合は、ハンド技術から学ぶとよいでしょう。

マシン技術中心のサロン

マシン技術中心のサロンでは、未経験でも施術の効果がばらつきにくい点がメリットです。また、施術前にマシンの使い方を学ぶことになるため、研修制度が整っていることが多いでしょう。

ただし、マシンは定期的に新しいものへアップデートされるため、導入されるたびに最新機器を扱うための知識や技術の更新が必要です。業界未経験でまずは施術経験を積みたい人や、効率よく安定的な結果を出したいなら、マシン技術から学ぶとよいでしょう。

自分に合うエステサロンの見つけ方

ベッドに横たわった顧客の頬に手技を施すエステティシャンの手元

勤務したいエステサロンを見つけるポイントを3つご紹介します。まだ働きたいところが見つかっていない人は、参考にしてください。

【何を重視するか】働き方の軸を決める

まずは自分がエステサロンで働くに当たって、何を最も重視するか決めましょう。例えば、給料や福利厚生を重視して選ぶなら、大手エステサロンや化粧品メーカー直営サロンなどが向いています。また、給与形態も実績を成果として得たいなら歩合制を取り入れているサロン、安定したいなら固定給のサロンを選ぶとよいでしょう。

やりがいやお客様との関係構築を大切にしたい人は、ブライダルエステサロン、リラクゼーションサロンなど専門性に優れたサロンで働くことで、お客様とより近い距離で接しやすい可能性があります。個人経営のエステサロンも、大手に比べて同じお客様を担当する機会が多いため、お客様との関係性を築きやすい環境です。     

経験を積むことを重視し、独立も視野に入れている場合は、研修制度が充実しているエステサロンや、訪問、出張エステ、ホテル、スパでのエステのような技術力と対応力を極めやすいところが候補になるでしょう。

【どんな自分になりたいか】理想のエステティシャン像から考える

人によって理想のエステティシャン像は異なります。自分の理想像を明確にすると、エステサロンを選びやすくなるでしょう。

もしお客様にできるだけ寄り添い、心身を癒すようなエステティシャンを目指したいなら、リラクゼーションサロンやホテル、スパでのサロンといった、ゆったりとした空間で施術を行うエステサロンが向いているかもしれません。

一方、結果重視で、お客様が目標を達成できるよう継続的にサポートしたいなら、ボディサロンやメディカルエステサロンが候補になるでしょう。エステに関する幅広い知識を習得し、美容に関してさまざまな視点から提案できる人になりたいなら、フェイシャルサロンなども選択肢です。

【得意なことを活かせるか】仕事内容を見極める

働き方の軸や理想像を決めたあとは、自分の強みをエステサロンでどう活かせるかを考えましょう。例えば、体力に自信がある人は、体力を必要とするハンド技術中心のエステサロンが候補にできる可能性があります。一方、コミュニケーション能力に強みを持つ人は、カウンセリングを重視するサロンで重宝されるでしょう。

1つの物事に集中するのが得意な場合は、決められた施術を丁寧かつスピーディーにできるとして、脱毛サロンなどで活躍できるかもしれません。

こうした働き方の軸や理想像、強みの発見は面接時の自己PRや志望動機にもつながるため、転職活動をするときにも活用できます。

これからのエステ業界で輝くために知っておきたいこと

スマートフォンでSNSをチェックする女性

エステ業界で働く場合、エステサロンの知識や技術だけでなく、エステ業界の傾向などを知ることも大切です。

これから意識しておきたいエステ業界のことを解説します。

メンズ美容やパーソナライズ化の加速

先述したように、エステ業界ではメンズ美容の需要が拡大しているといわれています。メンズエステなど、メンズ向けの美容知識や技術を習得していれば、ほかの転職や就職希望者と差別化できるでしょう。

また、美容業界のトレンドとしてパーソナライズ化も加速していると考えられています。パーソナライズ化とは、肌診断や質問の回答などを基に、お客様に合ったサービスを提供することです。

パーソナライズ化により、お客様のニーズやライフスタイルに沿った、より柔軟な対応が求められるでしょう。

専門性に加え個人の発信力も武器になる

顧客獲得のためには、エステという専門的な知識や技術に加え、個人の発信力も重要です。なぜなら、お客様はテレビCMやネット広告だけでなく、SNSでの発信もチェックする時代だからです。

SNSで個人としてファンを得られれば、エステティシャンとしての指名や独立の後押しになる可能性もあり得ます。そのため、エステティシャンとしての技術力と、個人のSNSなどでの発信力の双方を磨くことが大切です。

まとめ

エステサロンは、施術内容や施術目的、サロンのコンセプトなどさまざまな視点で分類できます。自分に合うエステサロンを見つけるためには、働く環境や将来なりたい理想像、自分の強みなどを明確にすることが大切です。

自分の目指すものが不明瞭な場合は、自分が大切にしていることやエステティシャンをなぜ目指したかなどを自問自答するとよいでしょう。

その結果、働きたいと思えるエステサロンの種類が決まったら、実際に求人情報を検索してみてください。複数の求人情報を比較することで、希望に合うエステサロンを見つけられるでしょう。


プロフィール画像

監修者草野 由美子

JESMA 日本エステティックサロン経営学院 学院長

専門学校の講師、サロン経営者を経て、医療・美容系サロン経営コンサルタントとして活動中。近年は、小規模サロンのオーナー教育に力を注ぎ、JESMA 日本エステティックサロン経営学院を開校。

執筆者睦月紗江