美容部員

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高卒未経験から美容部員の正社員を目指す方法!求められる学歴やスキル、資格を紹介

美容部員に憧れている人の中には、「学歴を理由に採用してもらえないかもしれない」と心配する人もいるかもしれません。

そこで本記事では、美容部員に求められる学歴や、高校卒業後に美容部員を目指す方法を詳しく解説します。美容部員を目指す人におすすめの資格も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

美容部員に求められる学歴

勉強中の高校生

美容部員は学歴不問の求人が多い傾向にあり、高校卒業以上で応募できる求人は数多く存在します。しかし、大手化粧品メーカーが新卒を採用する場合、4年制大学、短大、専門学校卒業という条件を求めるケースも少なくありません

契約社員やアルバイトの募集では即戦力が求められるため、学歴不問の求人が数多くあります。ただし、高校生のアルバイトは不可としている求人が多いため、高校在学中から美容部員の仕事に携わることは難しいかもしれません。

美容部員の場合、仕事に必要な知識やスキルは入社後の研修で身につけるため、学歴やキャリアよりもコミュニケーション能力や意欲を重視して採用する傾向が多くなっています。そのため、接客販売の経験がある人は大きなアピールポイントになるはずです。

高校在学中は、コスメの取り扱いがあるドラッグストアやバラエティショップなどでアルバイトとして働き、得た経験を美容部員の仕事につなげていくのも良いかもしれません。

高卒未経験から美容部員の正社員を目指す方法

面接中の風景

高校卒業後から未経験の状態で美容部員の正社員を目指すには、以下の3つの方法があります。

  • 高卒で応募できる美容部員の求人を探す
  • アルバイトや契約社員からキャリアアップする
  • 就職後に美容部員として転職する

それぞれの方法について、どのように美容部員を目指せるのか具体的に解説します。

高卒で応募できる美容部員の求人を探す

メーカーにこだわらなければ、高校卒業後に美容部員を目指すことが可能です。求人情報を探してみると、大卒よりも給与は低いものの、高校卒業後からでも応募可能な求人を出しているところも見つかります。美容部員を自分のファーストキャリアとしたいなら、学歴不問や未経験可などの求人を行っているメーカーを探してみましょう。

ただし、高校卒業後からでも応募できる求人の中には、社会人経験が求められるものもあります。また、経験のある中途採用者がライバルとなるので、難易度が高いケースもあります。

アルバイトや契約社員からキャリアアップする

まずは化粧品メーカーでアルバイトや契約社員として働き、キャリアアップして正社員登用を目指す方法もあります。メーカーにもよりますが、アルバイトや契約社員からの正社員登用制度を設けているところは多く見られます。

この方法のメリットは、入社したメーカーが自分に合っているかどうか、働きながら見極められることです。メーカーにとっても、普段の働く姿勢や頑張りなどを把握したうえで仕事を任せられるので、ミスマッチを防げるというメリットがあります。

正社員登用までに必要な期間は数カ月から数年と、メーカーによりさまざまです。入社前に、登用制度の有無や条件を確認しておきましょう。

就職後に美容部員として転職する

就職時に働きたいメーカーの求人がなかったり、合格できなかったりした場合は、いったん別の職業に就職した後に美容部員として転職する方法もあります。実際に、美容部員は中途採用の求人も多いです。

美容部員としては未経験でも、接客や販売の経験があれば中途採用で評価されることもあります。これまでの職業で身につけたスキルや経験のうち、美容部員でも活かせそうなものがあれば、積極的にアピールするのがおすすめです。

美容部員に中途採用の求人が多い理由

美容部員に中途採用の求人が多いのは、美容部員として採用された後に離職や転職をする人がいるからです。女性が多い職業であるため、結婚や妊娠、出産、子育てなどのライフステージの変化により離職を選ぶ人も珍しくありません。華やかな職場に見える一方、体力勝負で地味な作業もこなす必要があるため、中には「イメージが違った」と退職する人も見られます。

転職により、メーカーを変えて美容部員を続ける人も多くいます。過去に別メーカーで美容部員として働いた知識やスキルを活かしながら、新しい環境で心機一転して働けるのがメリットです。

美容部員の仕事内容

商品を案内する美容部員

美容部員は、お客様の悩みや好みに合わせて、カウンセリングやタッチアップを通して化粧品を販売する仕事です。働く場所は主に百貨店、専門店、コスメセレクトショップなどです。メーカーによってビューティーアドバイザーやBA、美容スタッフなどと呼ばれています。

接客販売

美容部員の主な業務は、お客様への接客と化粧品の販売です。接客販売で軸となるのが、カウンセリングとタッチアップです。

カウンセリングでは、来店したお客様の悩みや好みなどを聞き、それぞれに合った化粧品を提案します。タッチアップでは、お客様にメイクやスキンケアなどをして、化粧品のよさを体感してもらいます。

バックヤード業務、事務作業

美容部員は華やかな仕事に見えますが、バックヤード作業や事務作業などの裏方業務もあります。

たとえば、商品の在庫を確認して発注し、商品が入荷すると検品して陳列します。大量の化粧品が倉庫に届いたら、その数量を確認したり、店舗に運んだりしなければなりません。化粧品はパッケージがガラス製であったり、中身が液体であったりすることも多く、重量があるので、運んだり並べたりするのは意外と体力を使います

また、売上の集計や伝票整理、顧客管理などの事務作業も大切な仕事です。そのほか、ブラシやパフなど、タッチアップに使うメイク用品のお手入れもします。テスター清掃や店内清掃をして、お客様に気持ちよく過ごしてもらえるようにすることも業務に含まれています。

美容部員に多い雇用形態と給与、年収

美容部員の収入をイメージした給料袋と豚の貯金箱

美容部員の雇用形態は正社員が最も多く、パートタイマー、契約社員と続きます。安定して働けて、福利厚生も充実している正社員はやはり人気です。特に、デパートの美容部員は、メーカーに正社員として雇用されている場合が多いです。

プライベートを両立させたい人などは、パートタイマーや契約社員として働く選択肢もあります。中には、自営業やフリーランスで働く人もいます。自営業やフリーランスは働く自由度が高いものの、収入が安定しにくいことがデメリットです。

美容部員でアルバイトとして働いている人は、学生よりも学生以外の割合のほうが高いです。美容部員の求人は学生NGであることも多いので、学生生活と美容部員の仕事を両立させている人はそれほど多くありません。

収入については、厚生労働省のデータによると、美容部員の平均年収は369万4,000円(※)です。
※引用:厚生労働省職業情報提供サイト(日本版O-NET)jobtag「化粧品販売/美容部員」

美容部員に求められるスキル

笑顔でカウンセリングを行う美容部員

美容部員に必要なスキルは、接客スキルや、メイクについての知識や技術力です。

接客スキル

お客様と顔を合わせてコミュニケーションを取り、悩みや要望に合った化粧品を提案するには、接客スキルが必要です。お客様のニーズや悩みを理解するためのヒアリング力や、適切なアドバイスをする提案力、丁寧で礼儀正しい対応などが求められます。身だしなみや言葉遣い、立ち居振る舞いなども接客マナーを守ったものでなければなりません。

高校卒業後から美容部員を目指す場合は、アルバイトが可能な高校であれば在学中にアルバイトをして、接客スキルを磨いておくのもひとつの方法です。美容部員のアルバイトは高校生不可であることが多いですが、接客スキルを身につけておけば、卒業後に美容部員を目指すときにアピール材料となります。

メイクの知識や技術力

美容部員には、スキンケアやメイクに関する知識や、メイクの技術力が求められます。肌の構造や肌トラブルが起こる原因などを知っていれば、お客様の悩みや要望に合った商品を提案するのに役立ちます

商品を紹介して販売につなげるには、自社メーカーについての知識も必要です。新商品が出たときにはいち早く試しておけば、フレッシュな情報を経験とともに伝えられるので説得力が増します。

美容部員は日々お客様にタッチアップをしてメイクをするため、メイクの技術力も求められます。タッチアップの出来栄えによって購入するかどうかが決まることも多いため、非常に重要なスキルです。一人ひとりの悩みに寄り添いながら、それをカバーする仕方でメイクし、希望の仕上がりにするのは簡単なことではありません。ただし、入社後は新入社員を対象にした研修があり、タッチアップスキルを学ぶのが一般的です。メーカーによって研修期間や内容はさまざまですが、研修後も先輩美容部員がフォローしてくれるので、ある程度は実践を通して学んでいくことも可能です。

美容部員を目指す方におすすめの資格5選

美容部員が使用するメイク道具

美容部員となるために必須の資格は特にありませんが、持っていると有利になる資格はあります。美容に関連した資格を有していると、一定の知識やスキルがあることを証明でき、就職活動や転職活動でのアピール材料となります

ここではおすすめの資格として、以下の5つを紹介します。

  1. 日本化粧品検定
  2. 日本メイクアップ知識検定試験
  3. 日本メイクアップ技術検定試験
  4. コスメマイスター
  5. パーソナルカラーアドバイザー®

1.日本化粧品検定

「日本化粧品検定」は、一般の人や学生など幅広い年齢層の人を対象にした、文部科学省後援の検定試験です。資格取得を通して、化粧品や美容に関する幅広い知識を身につけられるので、日常生活にも役立ちます。資格は、3級、準2級、2級、1級の4段階です。

検定料は、オンラインで随時受けられる3級は無料です。準2級もオンラインで随時受けられますが、検定料は4,950円かかります。2級は8,800円、1級は1万3,200円です。2級と1級の試験は、5月と11月の年2回実施されます。
※引用:日本化粧品検定「日本化粧品検定 準2級」
※引用:日本化粧品検定「日本化粧品検定 1級・2級受験案内」
※2026年2月時点

3級の難易度は非公表ですが、何度も再チャレンジができ、合格するのはそれほど難しくはありません。準2級は2025年春より新設されたため、合格率はまだ出ていません(2026年2月時点)。2級の過去5回の平均合格率は74.7%1級は68.6%です。

このほか、協会認定上位資格として、特級コスメコンシェルジュやコスメコンシェルジュインストラクター、コスメライターなどの資格もあります。一例として、特級コスメコンシェルジュは1級合格者だけが目指せる資格で、検定料は2万9,700円(受講料1万6,500円、受験料1万3,200円)です。
※引用:日本化粧品検定「日本化粧品検定特級コスメコンシェルジュ」
※2026年2月時点

2.日本メイクアップ知識検定試験

「日本メイクアップ知識検定試験」は、スキンケアやメイクアップ、顔分析、色彩、肌などの基礎知識が身についていることを示す検定試験です。自分に似合うメイクや、TPOに合ったメイクについての理解が深まるため、日々のメイクにも知識を活かせます。

試験は、基礎知識を問う「ベーシック」と、応用知識を問う「アドバンス」の2つです。試験はどちらも、2月と7月の年2回実施されます。

「ベーシック」は性別や年齢を問わず、誰でも気軽に受験できます。会場受験とWeb受験から選べて、受験料はどちらも8,360円です。試験はマークシート形式で、合格率は約90%です。

「アドバンス」は「ベーシック」合格者が対象で、受験料は1万1,220円かかります。マークシート形式で、100点満点中80点以上で合格できます。
※引用:一般社団法人JMA 「日本メイクアップ知識検定試験」
※2026年2月時点

3.日本メイクアップ技術検定試験

「日本メイクアップ技術検定試験」は、メイクアップを職業とする人や、職業として目指す人の技術力、接客力、知識力を高めることを目的とした試験です。一般社団法人 日本メイクアップ技術検定協会(JMA)による資格で、JMAが定める正しいメイク基準がベースとなっています。

試験には、3級、2級、1級の3つのレベルがあります。3級は誰でも受験できますが、2級は3級合格者または3級と2級の同日受験者が対象です。1級は、2級合格者が受験できます。どの級も実技検定試験で、メイクのためのモデルの手配が必要です。

検定料は、3級と2級が1万1,220円で、1級は1万7,160円です。2025年7月実施分の合格率は、3級が83.2%2級が73.1%1級が約45.2%でした。試験は2月と7月の年2回実施されていて、開催地は東京、名古屋、大阪、福岡の4都市です。
※引用:一般社団法人JMA 「日本メイクアップ技術検定試験」
※2026年2月時点

4.コスメマイスター

「コスメマイスター」は、一般社団法人 日本コスメティック協会による化粧品の資格制度です。資格取得を通して、化粧品に関する基本知識から、化粧品関連の仕事に従事できる専門的な知識まで身につきます

全50問のWeb試験は、都合のよい時間帯にオンラインでいつでも受験が可能です。気になる合否も、その場ですぐに確認できます。受験資格は特になく、化粧品について学びたい人なら誰でも受験できます。検定料は5,500円で、合格基準は正解率80%以上、合格率は非公表です。

資格の取得後は登録手続きが必要で、年会費制となっています。資格登録料は3,300円で、資格を維持するには毎年年会費の支払いが必要です。
※引用:一般社団法人日本コスメティック協会「コスメマイスター」
※2026年2月時点

5.パーソナルカラーアドバイザー

「パーソナルカラーアドバイザー」は、「色彩技能パーソナルカラー検定モジュール3」(上級)の合格者に与えられる称号です。「色彩技能パーソナルカラー検定」では、色の基礎知識や、色を見分けるスキルが身につきます。「パーソナルカラーアドバイザー」は、色の専門家として、お客様に似合う色など色彩効果のアドバイスができます。

「色彩技能パーソナルカラー検定モジュール3」の検定料は、1万2,100円です。モジュール1、2両方の合格者が受験でき、合格の目安は満点の70%前後です。試験実施期間は、秋期(10月)、春期(3月)の年2回となっています。受験日は、試験実施期間内で任意の日程を選べて、日本全国各地で受験が可能です。

近年、パーソナルカラーに関心を持つ人が増え、特に美容やメイクに関心を持つ人たちの診断の需要は高まっています。パーソナルカラーについての資格があれば、きちんとした知識に基づいて、お客様に似合うメイクのカラーのアドバイスができます。カウンセリングでアイシャドウやリップの提案をするときや、実際にお客様にタッチアップするときなどに役立つでしょう
※引用:JAPAN PERSONAL COLOR「色彩技能パーソナルカラー検定®」
※2026年2月時点

まとめ

美容部員は、基本的には学歴が問われることはあまりなく、誰でも挑戦しやすい職業です。正しい言葉遣いや接客マナー、美容に関する知識や施術スキルなどがあれば評価され、採用の可能性を上げられます。この記事で紹介した美容関連の資格を取得して、スキンケアやメイクに関する知識をアピールするのもおすすめです。高校卒業後から未経験で美容部員を目指すなら、今からできることを少しずつ行い、あこがれの職業に一歩近づきましょう。

プロフィール画像

監修者今川ちか

美人Eラインフェイシャル®考案者

AGOセラピストスクール

美容業界で豊富な経験を持ち、AGOセラピストスクールの講師として活躍する今川ちか先生。美容部員やエステティシャンとしてのキャリアを経て、現在はEライン美人専門家として女優さんなどから高評価を得ています。

執筆者emi-k